散髪は年1回。

雑記です。

オリックス・椋木蓮、惜しかった。

 今季5人目のノーヒットノーラン達成が目前でした。今日7月20日、京セラドーム大阪で行われたオリックス×日本ハム戦。オリックスの先発・椋木蓮(むくのき・れん)が、プロ野球史上87人目、通算98度目のノーヒットノーランを「あと1人」で逃しました。

 椋木は昨秋のドラフト1位で、この試合がプロ2試合目の登板。初回から見事なピッチングを見せ、ネットで試合を追っていたワタシも、これはノーヒットノーランをやるかも、と思っていました。ルーキーでノーヒットノーラン達成となれば、1987(昭和62)年8月9日の巨人戦(ナゴヤ球場)で中日・近藤真一が「プロ入り初登板ノーヒットノーラン」を達成して以来、2人目となります。9回も2死となり、快挙達成まであと1人。日本ハムはこの日昇格した佐藤龍世を代打に送り込みます。空振り、空振り、ボール、ボール、ファウルでカウントは2-2。6球目、佐藤の打球はセンター前へ――。ここで椋木はマウンドを降ります。

 今日の椋木のピッチングです。

[1回]空三振 一ゴロ 見三振
[2回]空三振 空三振 空三振
[3回]空三振 中飛  四球  四球 空三振
[4回]右飛  空三振 遊飛
[5回]中飛  三ゴロ 右飛
[6回]遊飛  二飛  二ゴロ
[7回]四球  三併打 中飛
[8回]空三振 空三振 一ゴロ
[9回]右飛  空三振 中安打

 8.2回を投げ被安打1、奪三振11、与四球3。いや~惜しかったですね。日本ハム側から見ると、6月7日、DeNA今永昇太にノーヒットノーランを喰らっているので、シーズン2度目の屈辱をなんとか阻止しました。

 9回2死から初安打を許し、ノーヒットノーランを逃した投手は2013(平成25)年6月26日の古谷拓哉(ロッテ)以来23人、25度目(仁科時成=ロッテと西口文也=西武が2回ずつ)。ノーヒットノーラン達成者(87人、98度)より稀少なんですね。また、今回の椋木のように「代打」に打たれたのは1963(昭和38)年6月16日の徳久利明(近鉄)以来、59年ぶり6人目。さらに、過去の22人は全員完投(完投負けが2人)しているので、途中降板したのは椋木が初めてとなります。

 データ&記録好きとしては残念でした。椋木はプロ初登板となった7月7日の西武戦に先発し、6回を投げて被安打2、奪三振7、与四球2の無失点で初勝利を挙げています。2試合合計14,2回、被安打3、奪三振18、与四球5、防御率0.00は圧巻。次回の登板も大いに期待しましょう。

そして現地時間7月19日(日本時間20日)はロサンゼルスのドジャースタジアムでMLBオールスターゲームが行われました。アメリカン・リーグの「1番DH」で先発出場したエンゼルス大谷翔平は第1打席で初球をセンター前へ運んでオールスター初ヒット。直後、牽制球でアウトになりました。第2打席は四球でお役御免。試合はアメリカン・リーグが3-2でナショナル・リーグに逆転勝ちし、9連勝を飾っています。画像は朝日新聞夕刊からです。