当初は今日(4/10)、更新する予定ではありませんでした。というのも、いわゆるワクチンの副反応というヤツで、体調が最悪だったからです。今朝起きて熱を計ったら38.8度で、もうだるくてだるくてどうしようもなし。その後も熱は一向に下がらず、昼過ぎには39.6度まで上がってしまいました。しんどくてたまらなかったですね。
悲惨な状態で、ほぼ家の中で横になって過ごす中、スマホでプロ野球の経過を追っていたら、オリックス戦に先発したロッテの佐々木朗希が13者連続奪三振の日本記録をマークして、完全試合を続行中、と出ていてビックリです。ワタシはもうこれは完全試合をやるな、と確信。そうなったら無理してでも更新しよう、と思っていました。
そして佐々木は見事、完全試合を達成。1994年の槇原寛己以来、28年ぶり16人目の快挙です。令和ならびに21世紀初の完全試合で、20歳5ヶ月での達成は史上最年少となります。投球内容は、うなるしかありません。
[1回]二ゴロ 一ゴロ 空三振
[2回]空三振 空三振 空三振
[3回]空三振 空三振 空三振
[4回]空三振 見三振 空三振
[5回]見三振 空三振 見三振
[6回]中飛 捕邪飛 空三振
[7回]右飛 二ゴロ 見三振
[8回]空三振 空三振 空三振
[9回]三ゴロ 遊ゴロ 空三振
初回に吉田正尚から三振を奪うと、5回にかけて13者連続奪三振。これまでの記録、1957年の梶本隆夫(阪急)、1958年土橋正幸(東映)の「9」を大きく更新しました。メジャー記録は1970年のトム・シーバー(メッツ)ら過去4人が記録している「10」が最多なので、これも上回ったことになります。ちなみに今日、佐々木に3三振を喫したオリックス・吉田正尚は、前日まで14試合でわずか1三振でした。
1試合19奪三振も、1995年野田浩司に並ぶ日本タイ記録。こちらのメジャー記録は「20」で、ロジャー・クレメンスが1986年と1996年の2回、1998年にケリー・ウッド、2001年にランディ・ジョンソン、2016年にマックス・シャーザーがマークしています。
さらに、佐々木は去年10月のオリックス戦から、34イニング連続奪三振を継続中です。日本記録は2015年にリリーフ投手のデニス・サファテ(ソフトバンク)がマークした43イニング連続。ぜひこちらも更新してもらいましょう。
佐々木はこれが通算14試合目の登板で、完全試合達成者では史上最速。プロ初完投&初完封が完全試合となるのも史上初です。もう何から何まで記録づくめ。佐々木には今後も数々の大記録をマークしてほしいと思います。