散髪は年1回。

雑記です。

仙台育英、東北勢悲願の初V!

 夏の甲子園、第104回全国高校野球選手権大会は今日(8/22)が決勝戦宮城県代表の仙台育英山口県代表の下関国際(山口)に8-1で快勝し、ついに東北勢として悲願の初優勝を果たしました。仙台育英が決勝に進出したのは春夏合わせて4度目、東北勢の決勝進出は同13度目。1915(大正4)年夏の第1回大会から108年目にして、ついに深紅の大優勝旗が〝白河越え〟したのです。

 プレイボールは午後2時。2日前に書いたように、初優勝県の誕生を願うワタシは仙台育英の勝利を願っていました。そうなったのは喜ばしい。しかし、試合の時間帯、ワタシは外出中で、残念ながらLIVE観戦はできず。試合展開をあとでチェックしたら、仙台育英の強力打線がしっかりと機能していましたね。

 下関国際 000001000|1
 仙台育英 00012050×|8
 
 仙台育英は0-0で迎えた4回裏に先制すると、5回にも2点を追加して3-0とリードを広げます。6回に1点を返されると、7回には満塁弾が飛び出すなど一挙に5得点で8-1。この時点で、ほぼ仙台育英の優勝は確定したと言っていいでしょうね。8回表、下関国際は三者凡退。残す攻撃のチャンスはあと1イニングです。下関国際はその裏のピンチをなんとか無得点でしのぎ、9回表へ。1死から連打で一・二塁と意地を見せます。しかし、最後は2死一・三塁から代打・ 染川歓多がサードゴロに倒れ、ゲームセット。1958(昭和33)年の柳井以来、山口県勢64年ぶり、そして1988(昭和63)年の広島商以来、中国勢34年ぶりの優勝はなりませんでした。

 甲子園の優勝校は、今大会の仙台育英が春・夏通じて100校目のようです。また、宮城県勢が優勝したことで、夏の大会で優勝経験がないのは青森、岩手、秋田、山形、福島、山梨、新潟、富山、福井、石川、滋賀、岡山、鳥取、島根、長崎、宮崎、熊本、鹿児島の18県となりました。この18県のうち、福井、岡山、長崎、熊本、鹿児島の5県は春のセンバツで優勝経験があるので、春・夏ともに優勝未経験の県は13県。来春のセンバツではぜひ、この13県の中から優勝校が出てほしいところです。

 高校野球は出場校&競技人口の減少、野球留学、酷暑の中の大会など、さまざまな問題があることで〝甲子園廃止論〟も一部で囁かれているようです。過渡期にきているのは間違いないでしょう。それでも、そうしたことはとりあえず置いといて、ワタシは今大会、去年よりも楽しめた、と言っておきます。

今回も号外が出ました。ただ、下関国際が優勝していたら号外を出したかどうかは微妙な感じ。「東北勢初V」ほどのインパクトはありませんからね。