今から65年前の1958（昭和33）年４月５日、プロ野球界のスーパールーキー・長嶋茂雄（巨人）が国鉄（現ヤクルト）との開幕戦に３番・サードで先発出場し、公式戦デビューを果たしました。よく知られているように、この試合で長嶋は国鉄の大エースで後の400勝左腕・金田正一の前に４打席連続三振。日本プロ野球史に刻まれる伝説の日、といえます。
このことが由来となり、４月５日は「デビューの日」とされていることを、ワタシは今日、初めて知りました。そこで久しぶりに日本記念日協会の公式サイトをのぞいてみると、その記載はなし。記念日協会では認定していないようです。では、誰がいつ制定したものなんでしょう。ワタシはこういうことが気になる性分なので、チェックを入れずにはいられません。
しかし、ネットでいくら検索しても、出てきませんでした。各サイト（思ったほど多くなし）とも、４月５日が「デビューの日」なのは長嶋さんにちなんでおり、「新人にエールを送る日」として制定された、とあるだけ。う〜む。何年に制定されたのか、誰も疑問を持たないんですかね。この日を「デビューの日」にしよう、と最初に口にした人、そして最初にネットに書いた人は必ずいるはずなのに。
結局、制定年についてはわからずじまい。ワタシはおそらく最近、少なくとも今世紀以降と推察しますが、実際のところはどうなのか。今後も明確になることはないでしょうね。そんなわけで、何者かが口にした「デビューの日」は、まださほど浸透していない、と勝手に結論づけて今回は締めます。
