今朝の日刊スポーツ裏1面でも大々的に取り上げていました。4月11日は「ガッツポーズの日」です。
少し半端な、今から49年前の1974(昭和49)年4月11日。東京の日大講堂でプロボクシングWBC世界ライト級タイトルマッチが行われ、挑戦者のガッツ石松が王者ロドルフォ・ゴンザレス(メキシコ)を8回KO勝ちで破り、世界王座を奪取しました。圧倒的不利が予想される中での見事な勝利。ワタシはリアルタイムの記憶はありませんが、のちに映像で何度も見ています。
このとき、ガッツ石松が両手を挙げて表した喜びのポーズを、スポーツ紙が「ガッツポーズ」と表現して、広く知られるようになったようです。ただし、「ガッツポーズの日」と呼ばれるようになったのはいつからかは不明。日本記念日協会のホームページには登録外の「その他の記念日」に掲載されており、こちらにはファンが制定、とありましたが、制定年についてはふれられていません。
さらに、「ガッツポーズ」という表現が最初に使われたのは、ガッツ石松の王座奪取より1年半前の1972(昭和47)年12月、とも言われています。当時大ブームだったボウリングの専門誌『週刊ガッツボウル』の12月14日号に「自分たちだけのガッツポーズをつくろう」というページがあり、そこに何人かのプロボウラーのガッツポーズが掲載されているためです。しかし、一般的に広まることはありませんでした。
ということで、日刊スポーツは記事の中でこう書きます。
〈4月11日が〝記念日〟になったのは、60~70年代のボウリング人気と、試合のインパクトが重なったからだろう〉
ワタシも同感です。異論はありません。それでも、制定年がいつだったか判明しないのは、モヤモヤします。とはいえ、ハッキリさせてくれる人は、今後も出てくることはないでしょうね🎳🥊
ちなみに「ガッツポーズ」は和製英語です。かなり昔、「笑っていいとも!」のゲストとして登場したタイガー・ウッズに、出演者がタイガーに英語で質問していたのですが、勝俣州和が「ガッツポーズを見せてください」(だったような)と聞いたとき、タイガーは理解できるのか、とハラハラしたのを覚えています。今にして思えば、当然台本もあってリハーサルもしているでしょうから、余計な心配というもの。なんの問題もなく、番組は進んでいきました🕶