散髪は年1回。

雑記です。

横綱・照ノ富士、4場所ぶりのV9。

 その前に、まずは女子マラソンから。今日(1/28)、今夏のパリオリンピックの出場権をかけたマラソングランドチャンピオンシップファイナルチャレンジとして行われた大阪国際女子マラソンで、2021年東京オリンピック代表の前田穂南が2時間18分59秒の日本新記録を達成し、日本勢トップの2位に入りました。

 これまでの記録は2005年ベルリンマラソン野口みずきがマークした2時間19分12秒。この記録を13秒上回ったわけです。前田は2時間21分41秒の設定記録を突破したことで、パリオリンピック代表候補にも名乗りを上げました。ほぼ代表は決まりといっていいんじゃないですかね。

 ちなみに女子マラソンの世界記録はティグスト・アセファ(エチオピア)の2時間11分53秒(2023年9月24日、ベルリン)です。現時点で前田の記録は歴代47位。まだまだ遠いですが、なにはともあれ見事な走りでした。

 ワタシは外出していたため、このレースをリアルタイムで見ることができませんでしたが、先ほどネットを見たら、テレビ中継の解説陣の間でバチバチの〝場外乱闘〟があったようです。今回、フジテレビ系の中継にはバルセロナオリンピック銀、アトランタオリンピック銅の有森裕子シドニーオリンピック金の高橋尚子、パリ世界選手権銅の千葉真子アテネオリンピック金の野口みずき、元日本記録保持者の渋井陽子、モスクワ世界選手権銅の福士加代子の豪華すぎる6人が集結。ちょっと多すぎると思うのはワタシだけでしょうか。

 さて、本題です。大相撲一月場所は今日が千秋楽。優勝争いは2敗の東関脇・琴ノ若横綱照ノ富士、3敗の大関・霧島の3人に絞られていました。

 琴ノ若は東前頭4枚目・翔猿と、照ノ富士は霧島との対戦です。前日の繰り返しになりますが、琴ノ若が勝ち、照ノ富士が負ければ琴ノ若の初優勝、琴ノ若が負けて照ノ富士が勝てば照ノ富士の優勝、両者がともに勝てば優勝決定戦。霧島が優勝するためには、琴ノ若が負け、自身が照ノ富士に勝って3人が3敗で並び、優勝決定巴戦に持ち込むしかありません。

 ワタシは自宅でテレビ観戦。琴ノ若は翔猿に完勝しました。気合い十分でしたね。この時点で霧島の優勝の可能性が消滅。そのせいもあるのか、霧島は照ノ富士にいいところなく敗れ、これで琴ノ若照ノ富士の優勝決定戦が決まりました。

 今場所13日目の対戦では、照ノ富士横綱の貫禄をみせ、圧勝しています。果たして優勝がかかる今回、琴ノ若はどう戦うのか。ワタシは願望を込め、琴ノ若の勢いを買って照ノ富士に勝つ、と思っていたのですが、そうはなりませんでした。立ち合い、もろ差しで主導権を握るも巻き返られ、そのまま寄り切られて完敗。さすが横綱、強かったですね。

 照ノ富士の優勝は、去年5月場所以来、4場所ぶり9回目となります。今場所が3場所ぶりの出場で、2日目に敗れたとき、ワタシは引退が近いのでは、とかいてしまいましたが、その予感は大外れ。本人は二ケタ優勝に並々ならぬ意欲を燃やしているようなので、今後も土俵に上がり続けるでしょう。つまり、番付から横綱が消えるのはしばらくない、ということ。相撲ファンとしてはひと安心です。

 惜しくも初優勝ならなかった琴ノ若ですが、大関昇進を確実にしました。今場所13勝(2敗)で、直近3場所の合計が33勝となり、昇進の目安に到達。勢いを持続してほしいですね。

 そして結果的に今場所11勝4敗に終わった霧島の綱とりは、また一から出直しです。ライバルの豊昇龍とともに、今後も盛り上げていってもらいましょう。

 ただ、琴ノ若、霧島、豊昇龍の3人は、これまで照ノ富士に一度も勝ったことがありません。上にいくには照ノ富士の壁を破ること。照ノ富士が元気なうちに実現させてほしいものです。

 最後に。ワタシが推す西前頭4枚目の正代は、7日目に照ノ富士に勝ったあと屈辱の8連敗、今場所は4勝11敗に終わりました。勝ち越していたら殊勲賞の候補になったのに……と大いに悔やまれます。来場所の奮起を促して、今回は締めます。

テレビ画面から撮影した、照ノ富士が勝った瞬間です。なおこのあと、今回もニュース速報は流れませんでした。琴ノ若が勝っていたら初優勝ということもあり、おそらく流れたと思われます。