散髪は年1回。

雑記です。

「西部警察PART1」第1話を見て気になったこと。

 本来なら今回は今日(3/17)韓国で行われたMLBのエキシビションマッチ、ドジャース×キウム(大谷翔平は2打席連続三振)や大相撲三月場所中日8日目(新入幕の西前頭17枚目・尊富士がストレート勝ち越し、8連勝で単独トップ)でいくつもりでしたが、予定変更です。どうにも気になることができてしまったもので。

 今朝方、ブログを更新したのが午前8時前。この直後、久しぶりでprime videoをチェックしたら、無料のラインナップに「西部警察PART1」の第1話が入っていました。あとで調べたら、本放送があったのは1979(昭和54)年10月14日、ワタシが中学生のときです。

 当時も見た記憶はありましたが、せっかくだからこれは見るしかない。家族はまだ誰も起きてこなかったので、「無防備都市 -前編-」、視聴開始です。

 まずはあらすじから。J:COM STREAMさんのサイトからお借りします。

〈南富士演習場から多目的装甲車が盗まれ、銀座に出現した。現場に残された指紋から、犯人は、5年前、大門が殺人事件で逮捕する直前に海外に逃亡された日下だとわかった。日下が、なぜ装甲車を盗んで銀座に現れたのか思案しながら現場に向かう大門だったが…〉

 銀座で装甲車を走らせたり、ほぼ全員が喫煙者でところかまわずスパスパやったり、舘ひろしがノーヘルでバイクに乗ったり、課長として西部署に着任した石原裕次郎演じる木暮謙三が女性事務員の両腕を上から下に触って「若い子はいいねぇ、ピチピチしてて」と発言したり、と〝昭和らしさ〟全開で、懐かしくなりました。が、ワタシが気になったのはそこではありません。

 装甲車を操る黒幕から西部署・大門に電話がかかり、「今日は近鉄日本ハムがデーゲームをやっている。日下はなんとか近鉄に勝たせたいと思っておるらしいがいま近鉄は苦戦中だ。そこで君の力でひとつ、近鉄を勝たせてやってもらいたい」と難題をふっかけます(もうひとつ、「新宿の高層ビル群を赤く塗り変えろ」というのもありました)。

 直後、捜査課でテレビをつけると後楽園球場での日本ハム×近鉄戦が放送されていました。これは実際の試合の映像ですね。日本ハム富田勝のライトへのエンタイトルツーベースで得点を挙げると、直後、「日ハム4-1近鉄」の表示が(下の画像の上)。その後、試合は同点となったようで、最後は日本ハムのルーキー・高代延博が近鉄のエース・鈴木啓示からサヨナラホームラン、という実況が流れ、高代がホームインする映像(下の画像の下)とともに、日本ハムが勝ったことを知らせます。

 ここでワタシは、この試合がいつ行われたものなのか気になり、調べてみることにしました。1979年は実際に日本ハム・高代がルーキーだった年です。同年、後楽園球場で行われた日本ハム×近鉄戦は10試合。しかし、その10試合で途中経過が「日本ハム4-1近鉄」となったのはありませんでした。どうやらこれは架空のスコアですね。

 ただ、高代が鈴木からホームランを打った試合は5月26日に存在していました。スコアは次のとおり。

近鉄   013020011 8
日本ハム 02024003× 11

 この試合で高代が鈴木から放った本塁打は2本。さらに、富田も4打数3安打(うち二塁打1本)4打点と大活躍をしていました。おそらく「西部警察」は、このときの映像を使用したとみてよさそうです。

 ドラマのストーリー上、実際のスコアを使う必要はないのかもしれません。それでも、ベースボールファンとしてはチェックを入れたくなりますね。スッキリした、とはいえませんが、とりあえず自分では納得することができました。今後、ドラマや映画で実際の試合の映像が流れているのを見たら、また調べてみようと思います。

なぜ「日ハム4-1近鉄」としたのかは謎です。

このあと、高代はナインに出迎えられますが、とてもサヨナラホームランの出迎え方ではありませんでした。