中日ドラゴンズの外野手、大島洋平がプロ野球史上55人目の通算2000本安打を達成しました。大島は8月26日、残り1本で迎えた本拠地バンテリンドームのDeNA戦に「2番・レフト」でスタメン出場。3回の第2打席でDeNAの先発左腕・石田健大からセンター前にヒットを放ちました。
ワタシは映像で見ることができず。それでも、データ&記録好きとしてはふれないわけにはいきません。特記事項を並べます(選手の所属チームは現役最終)。
🥎大島は享栄-駒澤大を経て日本生命から2009年秋のドラフト5位で中日に入団。大学、社会人を経ての2000本安打達成は古田敦也、宮本慎也(ともにヤクルト)、和田一浩(中日)に次いで4人目で、左打者では初めて。
🥎プロ14年目での2000本安打達成はラミレス(DeNA)の13年に次ぎ、榎本喜八(西鉄)、長嶋茂雄(巨人)、張本勲(ロッテ)、松井稼頭央(西武)、鳥谷敬(ロッテ)、坂本勇人(巨人)の6人に並んで2位タイ、日本人最速。
🥎中日の達成者は2017年荒木雅博以来7人目で、生え抜きでは、高木守道、谷沢健一、立浪和義、荒木に次ぎ5人目。球団別の人数では巨人の6人に次ぐ2番目。
🥎1787試合での達成は歴代スピード9位、1501安打から2000安打までの500安打に要した試合数は423で、東映・張本勲の375試合、巨人・川上哲治の405試合に次ぐスピード3位。
🥎37歳9ヶ月での達成は歴代27位。ドラフト制になった1966年以降、ドラフト5位以下指名での達成は6人目(ドラフト外含む)で、大学、社会人経由の中では最も下位指名。
🥎駒澤大出身は野村謙二郎(広島)、新井貴浩(広島)に次ぎ3人目で、出身大学別では法政大(山本浩二=広島、新井宏昌=近鉄、稲葉篤紀=日本ハム)に並び最多。
🥎大島の本塁打は2018年の7本が最多で通算34本。2000本安打達成時の本塁打数は荒木の33本に次いで少なく、2桁本塁打なしは荒木と大島だけ。荒木は達成時に通算460打点だったが、大島はまだ392打点。荒木を下回る最少打点で2000本安打を達成。
……それにしても大島の2000本安打達成、まったく盛り上がりませんでしたね。やはり、所属する中日がリーグぶっちぎりの最下位に沈み、今日の試合も敗れて8連敗とあってはいたしかたない。どうみても立浪和義監督は、指揮官の器じゃないですよ。ワタシは彼が監督を続けるかぎり、中日が浮上することはないと断言します。
立浪監督は今季が3年契約の2年目。来季はどうなるのか。大島には誰が監督になろうとも、安打を積み重ねていってほしいと思います。