書き始め、日曜日の午前5時半過ぎ。土曜日の今日(4/20)は午前中から所用で出かけ、かなり動いたこともあってかなり疲れていましたね。いつのまにか寝てしまい、先ほど目が覚めたところです。サクサクいきます。
午後2時前、遅めのランチにしようと某繫華街にある町中華に入りました。おそらく築50年以上、外観がいかにも〝昭和〟で、ピンときたのです。言うなれば、ドラマ「孤独のグルメ」で主人公・井之頭五郎が選びそうな店。ちょうど客が出てきたので、入れ替わりで入りました。
店内は4人掛けのテーブル席が4つ。椅子も含めてかなりの年季ものです。うち3つのテーブルにそれぞれひとり客が座って、全員がたぶんラーメンをすすっていました。ワタシも空いているテーブルに座ります。
高齢のご婦人が水を持ってきました。それがテーブルに音を立てるように「ガン!」と置くので少しビックリ。いつもこんな感じなんでしょうか。そういえば入ったときに「いらっしゃいませ」もなかったような。
ワタシは店内のメニュー表(下の写真の上)に目をやり、初めての店だし、定番にしよう、とラーメンとチャーハン、餃子を注文。ご婦人が厨房に大きな声で声をかけます。怒っているようにも聞こえましたが、これもふだんどおりなんでしょう。
やがてワタシの前にいた客が徐々に帰りはじめます。すぐに家族連れが入ってきました。夫婦と娘さんの3人。ご婦人はまた水を「ガン!」とテーブルへ。3人はビビっていたような。もしかしたらワタシと同じくこの店は初体験なのかもしれませんね。
3人は何にするのか悩んでいるようで、なかなか注文しません。すると、ご婦人はイライラしたのでしょうか、ひとり言とは思えぬ声で「座ってから注文するまでが遅いんだよ」と言うのでまたビックリ。ピリピリモードが漂います。
ようやく3人が注文。ご婦人がまた厨房に声をかけます。やはり怒っているようにしか聞こえなかったですね。つまりはこれがこの店のスタイルということ。
続いて、若者3人が入ってきました。男2人、女1人。髪を金髪に染めた男性が、それほど時間をかけずに注文します。そのなかに鶏のから揚げが入っていたのですが、ご婦人が厨房に向かって「から揚げ入ったけどどうする? (注文)受ける?」と言うのでまたピリピリ。注文しないでくれオーラが出まくりです。
厨房からの返答は聞こえませんでしたが、ご婦人は「から揚げは時間かかるのよ」と金髪の男性に言います。男性はどうするか。ワタシが耳を傾けていると、少しの間があって、予想どおり「じゃあなしでいいです」との返答。そりゃもう、そう言うしかありませんわな。
そうこうするうち、ワタシが注文したラーメン、チャーハン、餃子ができあがり、順にテーブルへ運ばれてきました(下の写真の下)。「ガン!」と置くのはやっぱりかい、という感じ。もうツッコむ気にはなりません。
さっそく食べます。ラーメン、チャーハンともシンプルで、いずれも昔ながらの味。うまかったです。餃子もいけました。あっというまに完食。もっと〝食リポ〟ふうにいきたいところですが、時間も時間なのでパスします。
ワタシが食べ終わる少し前には女子高生(制服を着ていました)とそのお父さんと思われる2人が入ってきました。正直、女子高生が入る店には思えないので、また少しビックリ。この店を利用するのは初めてじゃない、ということですかね。
とりあえずの結論。ご婦人が醸し出すピリピリモードが気にならなければ、十分に満足できる店です。近所にあったらけっこう頻繁に通うことになるかも、と思いながら勘定を済ませ、ワタシは店を出ました。