現在の時刻、深夜3時少し前。眠気に襲われています。日本プロ野球ネタでサクサクいきます。
7月2日、広島・森下暢仁が本拠地マツダスタジアムでの阪神戦に先発、5回に史上20人目(22度目)となる三者連続3球三振を達成しました。
7番 梅野隆太郎 見逃し 空振り 空振り
8番 小幡 竜平 空振り ファウル 空振り
9番 才木 浩人 見逃し 見逃し 空振り
投手にとって、遊び球なし、9球すべてストライクの三者連続3球三振は理想のピッチングといえます。ただ、今日の森下はあくまで個人的に、1球だけファウルがあったのは残念でした。バットに1球も当てずに達成するのは至難の業、なんでしょうね。
この「三者連続3球三振」、過去の達成者は以下のとおりです。
1イニング三者連続3球三振達成者
投手(所属) 日付 相手 回
梶本 隆夫(阪急) 1954年7月10日 近鉄 6
金田 正一(国鉄) 1955年6月22日 中日 2
佐藤 良一(近鉄) 1956年7月29日 毎日 2
梶本 隆夫(阪急) 1957年10月18日 南海 3
三平 晴樹(大毎) 1959年7月26日 東映 5
石川 緑(阪神) 1962年5月3日 中日 3
渡辺 秀武(巨人) 1971年8月4日 大洋 8
野村 収(日本ハム)1976年9月15日 南海 8
池谷公二郎(広島) 1978年9月12日 中日 9
平松 政次(大洋) 1979年6月16日 中日 9
佐々木主浩(横浜) 1991年8月28日 広島 9
宮本 和知(巨人) 1994年8月17日 中日 3
河原 隆一(横浜) 2001年5月1日 ヤクルト 5
桟原 将司(阪神) 2005年9月6日 中日 7
B.ウルフ(日本ハム) 2011年5月24日 横浜 2
岩田 慎司(中日) 2014年5月18日 ヤクルト 8
武藤 祐太(中日) 2014年9月10日 広島 6
松井 裕樹(楽天) 2017年4月25日 ロッテ 9
L.モイネロ(ソフトバンク) 2018年5月16日 楽天 8
L.モイネロ(ソフトバンク) 2023年6月6日 DeNA 9
森浦 大輔(広島) 2024年6月1日 ソフトバンク 7
森下 暢仁(広島) 2024年7月2日 阪神 5
大投手もいれば、正直、Who? という投手もいます。今季6月1日に同じ広島の森浦が達成していたのも恥ずかしながらワタシはノーマークでした。
それでも、希少な記録であることに変わりはありません。上記22度のうち、ほとんどが下位打線相手に作られたもので、クリーンアップの3-5番打者を相手に達成したのは2017年の松井だけ。すべての投球内容は調べ切れていませんが、「三者連続3球三振」の究極は、3-5番から全球空振りで達成すること、でしょうね。近々、誰かが達成してくれることを願って、今回は締めます。