散髪は年1回。

雑記です。

ENG×CRO、どちらの法則か。

 あと1時間ほどで、2018FIFAワールドカップ決勝トーナメント準決勝第2試合、イングランド×クロアチアが始まります。大方の予想では、決勝トーナメントで2試合連続延長戦→PK戦勝利と体力面が不安視されるクロアチアより、若手中心で勢いに乗るイングランドを推す声が高いようです。

 前日の準決勝第1試合、フランス×ベルギーは、フランスが後半6分に挙げた1点を最後まで守りきり、1−0で勝利。4強に残ったチームで唯一の外国人監督、ベルギーを率いたスペイン人のマルティネス監督には、“ワールドカップ史上初の外国人監督優勝”の記録がかかっていましたが、かないませんでした。これで、“ワールドカップには自国監督でないと優勝できない”というジンクスが、またしても継続されることになります。一方、決勝に進出したフランスのデシャン監督には、前日もふれたとおり、“史上2人目の主将&監督で優勝”という快記録達成の可能性が出てきました。

 イングランドクロアチアにも、こうした法則があります。まず、サッカーの母国・イングランドにあるのは、“グアルディオラの法則”。これは、「世界的名将で知られるジョゼップ・グアルディオラ監督が率いているチームのある国が、ワールドカップでも優勝する」というものです。

 実際、ワールドカップの過去2大会を見ると、グアルディオラ監督がバルセロナ(スペイン・リーガエスパニョーラ)を率いていた当時の2010年南アフリカ大会ではスペインが優勝、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ・ブンデスリーガ)を指揮していた2014年ブラジル大会ではドイツが優勝しました。グアルディオラ監督は現在、イングランド・プレミアリーグマンチェスター・シティーの監督を務めています。法則どおりなら、今大会はイングランドが優勝する、というわけです。かなり強引で、渋いデータといえます。

 最初にこの法則を見つけた人が誰かはわかりませんが、実際にイングランドが自国開催の1966年大会以来、52年ぶり2回目の優勝を果たしたら、鼻高々でしょうね。また、4年後にグアルディオラ監督がどのチームを率いているかにも大いに注目が集まりそうです。

 そして、初の決勝進出を目指すクロアチアには、よく知られる“20年周期で新王者誕生の法則”がかかっています。今大会の8強進出チームで、ワールドカップ優勝経験のない国は、クロアチア以外に開催国のロシア、スウェーデン、ベルギーと4チームありましたが、準々決勝でロシアとスウェーデンが敗れ、ベルギーも準決勝で姿を消しました。残っているのはクロアチアのみです。

 “グアルディオラの法則”か、“20年周期で新王者誕生の法則”か。ワタシ個人としては、ぜひ後者の“20年周期~”が今回も継続されてほしいと思っています。さて、どうなるでしょうか。

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イングランド×クロアチア戦を含め、今大会も残り3試合。4年に1度の祭典に、今回もどっぷりとつかってしまいました。