ゴルフの4大メジャーの今季第3戦、全英オープンの最終日は大混戦となりました。いま、決着がついたところです。最終日、首位と3打差の5位でスタートしたイタリアのフランチェスコ・モリナーリが、通算8アンダーで初優勝。3日目、最終日ともノーボギーと堅実なゴルフが光りました。
元世界ランキング1位のタイガー・ウッズが一時単独首位に立ち、2008年全米オープン以来のメジャー大会優勝の期待がかかりましたが、11番でダブルボギー、12番でもボギー。惜しくも最終的に6位タイに終わりました。
タイガーといえば、去年5月、違法運転の疑いで逮捕され、ろれつが回らない状態で警官の尋問を受けていた姿がショッキングでした。あの絶対的に強かったタイガーが、まさかあんな状態になっているとは……。それを思うと、メジャーの優勝争いができるまでになってきた現在、完全復活、といっていいのではないでしょうか。
スポーツのデータ好きとしては、タイガーに期待する部分は多くあります。サム・スニードの持つPGAツアー最多勝利82勝まであと3勝、ジャック・ニクラウスの持つメジャー通算18勝まであと4勝と迫っており、ともに更新するのは夢ではありません。
今シーズン、メジャー大会は8月の全米プロゴルフ選手権1試合のみですが、タイガーはレギュラーツアーに少なくともあと3~4戦の出場が見込まれ、プレイオフにも出場は濃厚です。今後も可能な限り、タイガーに注目していきます。