散髪は年1回。

雑記です。

横綱・稀勢の里、復活なるか!?

 9月9日、大相撲九月場所が初日を迎えます。先場所初優勝を果たし、大関とりに挑む関脇・御嶽海、カド番の大関栃ノ心らとともに注目されるのが、横綱稀勢の里です。

 稀勢の里は七月場所の全休で、横綱の休場として歴代最長の8場所連続休場と、不名誉な記録を作ってしまいました。今場所は、まさに進退が懸かる場所になります。

 すでに、稀勢の里の初日の相手は東前頭筆頭の勢、2日目が西小結の貴景勝と決まっています。ともに因縁の相手です。勢には過去15勝1敗ながら、最後に対戦した昨年七月場所の5日目には黒星を喫し、翌6日目から休場に追い込まれました。そして貴景勝には、昨年十一月場所4日目、今年初場所初日と連敗中で、通算1勝2敗と負け越しています。いきなりの難敵との2連戦。相撲協会はあえて稀勢の里にこの2人をぶつけてきたんですかね。ここを乗り切れば、復活の道が見えてきそうですが、もし取りこぼすようだと……。

 今場所の稀勢の里には、9場所ぶりに皆勤することが重要、という声が多くあります。本人も、15日間の土俵を務めることにこだわりを見せているようです。となると、負け越す可能性も否定できません。

 現行方式である年6場所15日制が定着した1958(昭和33)年以降、皆勤して負け越した横綱は、1989(平成元)年十一月場所の大乃国と、1999(平成11)年十一月場所の若乃花(三代目)の2人。両者ともに7勝7敗で迎えた千秋楽に黒星を喫し、負け越しました。

 負け越した後の2人の成績を見ると、

大乃国 7勝8敗→全休→8勝7敗→全休→全休→全休→全休→10勝5敗→10勝5敗→12勝3敗→全休→場所途中で引退

若乃花 7勝8敗→全休→全休→場所途中で引退

 ともにただちに引退とはなっていませんが、2人とも優勝することはできませんでした。引退時の年齢は、大乃国28歳、若乃花は29歳。今年7月3日で32歳となった稀勢の里にはイヤなデータといえます。

 稀勢の里、まずは自分の相撲をとることでしょう。なんとか復活を果たしてほしいと思います。このままフェイドアウトしてくのはあまりにもさびしいです。

 千秋楽は9月23日。稀勢の里の“ドヤ顔”が見たいですね!

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稀勢の里の顔を描いていて思ったのは、目の上の部分が歌舞伎役者の隈取のように横に長いこと。似顔絵を描きやすい顔といえるかもしれません(その割に似ていないのは勘弁です)。