散髪は年1回。

雑記です。

イチロー、45歳に。

 今日(10月22日)のスポーツ紙1面は、卓球の福原愛の現役引退をもってきたところが多かったですね。ほかにも、前日の10月21日、スポーツ界ではパシフィック・リーグクライマックスシリーズファイナルステージで、レギュラーシーズン2位のソフトバンクがリーグ優勝の西武に勝って日本シリーズ進出を決めたり、米・ラスベガスでプロボクシング世界ミドル級王座の2度目の防衛戦に臨んだ村田諒太が判定ながら完敗したり、とさまざまな出来事がありました。各紙、どれを1面に持っていくか、社によっては紛糾したところがあったのでは、そんな気もします。

 ワタシにとって10月22日は、イチローバースデーとして記憶する日です(ついでながらとんねるず石橋貴明もこの日が誕生日です)。残念ながら今日の紙面にイチローの文字を見ることはありませんでしたが、1994年、日本球界に彗星のごとく現れて以降、イチローはワタシにとって最も目が離せない選手でした。アメリカにも見に行きました。

 1973(昭和48)年生まれのイチローは、45歳となりました。メジャー18年目の今季、イチローは自身5年ぶりの開幕スタメンを果たします。しかし、開幕から1か月強が経過した5月3日、マリナーズと「スペシャルアシスタントアドバイザー(会長付特別補佐)」の契約を結び、選手としては今季の残り試合は出場しないことが発表されました。

 個人的には、この契約がどうなのか、何を意味するのか、よくわかりません。今季のイチローの成績は、15試合に出場して44打数9安打の打率2割5厘。実質的な解雇か、というとそうではなく、来年3月に東京で行われるアスレチックスとの開幕シリーズで、コンディションさえよければロスター入り(出場選手登録)することをマリナーズのジェリー・ディポトGM(ゼネラルマネージャー)が明かしています。

 イチローは、「最低でも50歳まで現役」と語っています。この発言に対しては賛否両論、いろいろな意見があるようです。来年3月の日本での開幕シリーズが最後の花道になるのでは、という見方もあります。冷静にみれば、確実に引退の時期が近付いているのは事実です。でも、ワタシは、忖度なしに出番があるなら、イチローにはとことん、気が済むまでやってほしい、と思います。

 過去の実績から、イチローの殿堂入りは間違いありません。そんな偉大な選手が現役にこだわり、あがく姿を見るのも、悪くはないのではないでしょうか。

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走攻守、そのすべてがハイレベルだった(と過去形にしてしまいますが)イチローは、日本が生んだ最高のベースボールプレイヤーでしょう。少なくとも平成以降は。全盛期を見ていたことを、孫の代まで自慢できる選手のひとりです。