今日11月6日は、松田優作の命日です。1989(平成元)年、ぼうこうがんで死去しました。まだ40歳でした。当時のワタシはすでに社会人で、働いていた職場のテレビで知りました。大好きな俳優だったので、かなりのショックを受けたのを今でも鮮明に覚えています。
初めて松田優作を見たのは、小学生のとき。テレビドラマ「太陽にほえろ!」のジーパン刑事です。もう、一瞬でカッコいい! と思いました。子どもがヒーローに憧れる感じですね。それ以降、彼が出ているものはテレビや映画はもちろん、書物も追いかけました。
松田優作が出演、主演したテレビドラマ、映画はどれも好きですが(正直に言うと、中にはう~む、というものもあります)、ワタシがダントツで好きなのは、日本テレビで1975(昭和50)年に放送された「俺たちの勲章」です。簡単に言うと、中村雅俊とコンビを組んだ“青春刑事ドラマ”で、松田優作は〈射撃の名手だが、犯人逮捕のためなら相手を殴る、拳銃を撃つなどルール無視の行き過ぎ捜査に走る〉(ファミリー劇場HPより)刑事、中野祐二を演じています。あくまで個人的に、20代中盤だったこのころの松田優作が一番ヒリヒリして、とがって、アブナイヤツだったのでは、と思ってます。「俺たちの勲章」の松田優作は、とにかくカッコいい、それしか言えません。
今日の昼、テレビ東京では映画「ブラック・レイン」を放送していました。松田優作の遺作映画です。これ以外に今日、松田優作を取り上げたテレビ番組は、地上波、BSともになかったように思います。命日とはいえ、さすがに30年近く経ったので、もう特別編成を組む局は出てこない感じですね、今50代のワタシより若い世代にとって、松田優作は松田龍平・翔太兄弟の父、でしかないのかもしれません。
それにしても、40歳は早すぎです。今のワタシよりひと回り以上若いんですから。もし今健在なら、松田優作は今年9月21日で69歳でした。その姿、見たいような、見たくないような。
しみじみしてきました。このあと、同僚に録画してもらったテレビドラマ「大都会PARTⅡ」のDVDを見てから寝ることにします。このドラマで松田優作が演じた徳吉功、通称“トク”もコミカルな味が出ていて好きです。