今日（11／16）金曜日、いつもより15分ほど早く家を出ました。特に理由はありません。しいて言うなら、天気がよかったからです。電車に乗って、職場の最寄り駅で降りて気分よく歩いていたら、少し前で男女２人ずつのお年寄り４人がスマホで自分たちの写真を撮っているのが目に入りました。４人は夫婦２組という感じではなく、仕事仲間、もしくは何かの趣味仲間のようでした。そんなに人通りの多い道ではないので、目立ってました。はしゃいでるな～と思いつつ、通り過ぎようとしたら、４人の中のご婦人から「お兄さん」と声をかけられました。
お兄さん、と呼ばれたのは久しぶりです。まあ４人とも、50代前半のワタシより少なくともひと回り以上年上に見えたので、彼らからしたら若造のワタシはお兄さん、なんでしょうね。足を止めたら、「４人の写真撮ってもらえる？」と言われました。なるほど、そういうことですか。そんなに急いで出勤する必要はなかったので、「いいですよ」と答えて、ご婦人が持っていたスマホを受け取りました。
４人がポーズをとります。「撮りますよ～」と言ってパシャリ。「念のためもう一枚撮りま～す」と言って再びパシャリ。スマホを返して、再び歩き出そうとしたら、ご婦人が「ちょっと待って」とワタシを呼び止めて、撮影した写真を見始めました。そして「あんまりいい顔してないからもう一枚撮ってくれる？」と言うのです。
いやあ～ご婦人パワー、さすがですね。ワタシもずうずうしいとよく言われますが、初対面でここまでずうずうしくはいけません。でも、なぜかそんなにイヤな気はしませんでした。「わかりました」と再びスマホを受け取って、パシャリ。どうですか？ と聞いたら、まだ納得がいかなかったようで、「もう一枚」とまさかのダメ出し。こうなったらご婦人の気が済むまで撮ろう、と撮影し続けました。他の３人は笑ってましたね。ようやくご婦人のＯ.Ｋ.が出たのはたぶん７枚目でした。これでワタシの任務は完了。「お兄さん、ありがとね」と言われて、職場に向かいました。結局、15分早く家を出ても、職場に着いたのは、いつもと変わらない時間でした(^_^;)
