23日に開幕した春のセンバツは今日(3/25)が3日目。その第3試合、札幌第一×山梨学院はすさまじい展開となりました。
ワタシは仕事が忙しく、さすがに集中してみることはできませんでした。そんな中、ふとテレビの前を通ったら、10-1で山梨学院がリードしていました。すげえ差がついてんな、と思って画面をよ~く見たら、なんと2回表。山梨学院は後攻なので、ということは1回裏に10点とったことになります。もしかしたらとんでもないことになるかも、と変な予感がしました。
そのあとすぐ自席に戻り、仕事に集中したので、2回裏以降は全く見ていません。仕事が一段落して、ネットで確認したら、結果は予想を超える24-5というスコアでした。いくら力に差があるとはいえ、甲子園で1試合20得点以上はなかなかできないハズ。ということで、過去のセンバツで20得点以上のゲームはどれぐらいあったのか、調べてみることにしました。いろいろネットで検索をかけましたが、一発で出てくるサイトが見つからなかったため、毎日新聞社×mBSのホームページ、「センバツLIVE!」の記録室から、全大会のトーナメント表をチェック。自分で抜き出してみました。かなりつかれました。
2019年(第91回) 1回戦 山梨学院(山梨) 24-5 札幌第一(北海道)
2017年(第89回) 1回戦 報徳学園(兵庫) 21-0 多治見(岐阜)
2006年(第78回) 決勝 横浜(神奈川)21-0 清峰(長崎)
2000年(第72回) 1回戦 智弁和歌山(和歌山)20-8 丸亀(香川)
1947年(第19回) 1回戦 田辺中(和歌山)22-2 冨田中(三重)
1939年(第16回) 1回戦 東邦商(愛知) 20-1 浪華商(大阪)
1937年(第14回) 1回戦 滝川中(兵庫) 27-0 浦和中(埼玉)
1924年(第1回) 1回戦 市岡中(大阪) 21-13 横浜商(神奈川)
今日で8試合目でした(ワタシ調べ。見直していないのでヌケがあるかもしれません)。戦前に3試合、戦後すぐに1試合、そして2000年以降に4試合。2006年の決勝以外は、すべて1回戦のスコアです。20得点以上をとられた側は、今よく使われる表現で言うと、「心が折れる」でしょうね。
朝日新聞デジタルに、札幌第一の監督と主将のコメントが出ていました。
●菊池雄人監督「苦しかった。立ち上がりに甲子園の雰囲気にのまれてしまったところもあったし、向こうの打線の力が一つも二つも上だった」
●大平裕人主将「1点ずつ返そうと思ったものの点差が開いて正直、惨めな気持ちになった。自分は3安打したが勝利につながらなければ意味がない」
大平主将の「惨めな気持ちになった」は本音でしょう。ワタシもいたたまれなくなってしまいます。札幌第一の選手たちが、徐々に立ち直ってくれることを願って、今夜は寝ることにします。