メジャーリーグのシアトル・マリナーズが快進撃を続けています。3月20、21日、アスレチックスとの日本開幕戦で連勝スタート。イチローが引退後も圧倒的な強さを見せ、勢いは止まりそうにありません。開幕からの15試合を終えての勝敗は○○○●○○○○●○○○○○○と13勝2敗。勝率は8割6分7厘でメジャー30チームでダントツです。
今日(日本時間4月12日)のカンザスシティーでのロイヤルズ戦も劇的な展開となりました。5回まで0-4とリードされていましたが、6回表、ディー・ゴードンに今季1号本塁打が飛び出し、ジワジワと反撃開始。9回表に2点差を追いつくと延長10回、ダニエル・ボーゲルバックが決勝の6号本塁打を放ち、6-5で勝利しました。
マリナーズ快進撃の要因は、なんといっても打撃陣です。開幕から15試合連続本塁打はメジャー新記録で、117得点、36本塁打、17盗塁、打率2割9分5厘、ついでに139三振も30チーム中トップ。圧倒的です。ここにイチローがいないのは淋しいですが。
現時点でマリナーズは、イチローが入団した2001年にマークしたシーズン116勝を上回るペースで勝ち進んでいます。期待が膨らみますね。あとはここまで4試合に登板してまだ勝利がない菊池雄星にガンガン勝ってほしいところです。
とはいえ、マリナーズが目指すのは、シーズン最多勝利の更新より、悲願のワールドシリーズ進出でしょう。メジャーリーグの現30チームで、ワールドシリーズ進出が一度もないのは、アメリカン・リーグではマリナーズだけですから(ナショナル・リーグはワシントン・ナショナルズだけ)。菊池がワールドシリーズで先発する姿をぜひ見たいです。その試合、始球式はイチローで決まりですね。