予報どおり、今日(5/24)は全国的に暑い一日となりました。大相撲五月場所は13日目。夕方、そんなに仕事も忙しくなかったので、中入り後の注目の取組は職場のテレビで見ていました(ちなみに音は出していません)。
12日目まで9勝3敗と、大関返り咲きへあと1勝に迫っていた西関脇・栃ノ心は、同時点10勝2敗で横綱・鶴竜とともに優勝争いのトップに立つ西前頭8枚目・朝乃山との対戦。“大関から陥落した翌場所での優勝”という史上初の快挙へ、望みをつなげたい大事な一番です。
立ち合いから栃ノ心は朝乃山に押し込まれ、万事休すかと思われましたが、必死に回り込み、土俵際で逆転の突き落とし! 小さく拳を握りしめると、行司軍配も栃ノ心に上がりました。しかし、ここで物言いがつきます。栃ノ心の右足かかとが先に出たのでは、ということのようです。
協議は長かったですね。6分を超えていました。ワタシも自分の席に戻るに戻れず。その間、何度も映像が流れましたが、ワタシには栃ノ心のかかとが出ているようには見えませんでした。結局は軍配どおりだろうと思っていたら、なんとなんと。行司軍配差し違えで朝乃山の勝ちとなりました。ビックリしましたね。
これで栃ノ心は、大関復帰が決まる10勝目へ王手をかけてから3連敗。明日14日目は鶴竜との対戦が組まれています。栃ノ心、少し心配ですね。大関返り咲きへ、ピンチと言っていいでしょう。今日のショックを振り払い、気持ちを切り替えて残り2日間で白星を上げることができるでしょうか。
一方、2敗を守った朝乃山は、結びの一番で鶴竜が高安に敗れたため、再び優勝争いの単独トップに立ちました。明日14日目、朝乃山が東大関・豪栄道に勝ち、鶴竜が栃ノ心に敗れれば、トランプ大統領が来場する千秋楽を待たずに、朝乃山の初優勝が決まることになります。場所前、こんな展開になることを予想した人は誰もいなかったはず。ワタシは明日14日目もリアルタイムで見届けます。