2019年のMLBワールドシリーズは日本時間10月31日に第7戦が行われ、ナショナル・リーグ王者のナショナルズがアメリカン・リーグ王者のアストロズに6-2で逆転勝ち。球団創設51年目で初の“世界一”に輝きました。
前日にふれたとおり、今年のワールドシリーズは第6戦までビジターチームが6連勝。これまで、ホームチームが1勝もできなかったシリーズは一度もありません。第7戦でビジターのナショナルズが勝てば、史上初の“ビジターチーム7連勝”となります。
記録マニアのワタシとしては“史上初”が見たいですから、ナショナルズが勝つことを期待していました。が、出勤して職場のテレビをつけると、ホームのアストロズが1-0とリード。さらに、アストロズは5回裏にも1点取って2-0とします。先発のザック・グレインキーも6回まで被安打1とナショナルズ打線を完璧に抑え込んでいたので、このままアストロズのペースでいくものと思われました。
ところが。ナショナルズは7回表、3番アンソニー・レンドーンの本塁打で1点を返し、1死一塁から5番ハウィー・ケンドリックの2ランで逆転します。あとはもう押せ押せモード。8回表に1点、9回表に2点を加え、このまま6-2で逃げ切りました。ワタシはテレビの前で、ほぼかじりつきの状態。まあこのときは仕事がそんなに忙しくなかったですからね。
ということで、今季のワールドシリーズは史上初の“ビジターチーム全勝”で幕を閉じました。こんな展開を予想した人は誰もいなかったはずです。日本シリーズも、バスケットボールNBAのファイナルも、アイスホッケーNHLのスタンレーカップも、過去にこうしたケースはありません。今後もないと思われます。その意味では、記録にも記憶にも残るシリーズだったと言えますね。
いま、侍ジャパンが「世界野球プレミア12」を戦っていますが、ワタシの中ではワールドシリーズが終わったことで、ベースボールシーズンは終了です。今シーズンもいろいろ楽しませてもらいました。来シーズンもたのんまっせ、選手のみなさん!