書き始め、５時40分過ぎ。３連休前夜にもかかわらず、またいつのまにか寝てしまっていました。ふう。悔やんでも時間は戻ってきません。またワールドシリーズ＆日本シリーズネタでサクサクいきます。日本時間11月２日、ともに第５戦が行われました。
ワールドシリーズはレンジャーズ（アメリカン・リーグ覇者）がアリゾナ州フェニックスの敵地チェイス・フィールドでダイヤモンドバックス（ナショナル・リーグ覇者）に５－０で勝利。対戦成績を４勝１敗とし、球団史上初の〝世界一〟に輝きました。レンジャーズのワールドシリーズ初制覇を願っていたワタシとしては万々歳……ともいえません。初戦から〇●〇〇〇と、わずか５試合で決着するとは。ダイヤモンドバックスにはもう少し、粘ってほしかったですね。
今シリーズの特記事項を挙げます。
🥎レンジャーズは1961年の球団拡張（エクスパンション）時に２代目ワシントン・セネタースとして発足。1972年にテキサス州アーリントンに移転し、テキサス・レンジャーズと改称。63年目で初の世界一に輝いた。これで世界一を達成していないのはレイズ、マリナーズ、ブルワーズ、パドレス、ロッキーズの５球団。マリナーズは唯一ワールドシリーズに進出していない。
🥎レンジャーズの救援左腕ウィル・スミスが、史上初となる別球団で３年連続ワールドシリーズ制覇。2021年にブレーブスで、昨季はアストロズで頂点に立った。ＣＢＳスポーツ電子版によると、ＭＬＢだけでなくＮＦＬ、ＮＢＡ、ＮＨＬを含めた北米４大スポーツで、別チームで３年連続優勝メンバーとなったのはスミスが初、とのこと。
🥎今シリーズのレンジャーズは敵地11連勝のポストシーズン（ＰＳ）新記録を樹立。これまでの最長記録はヤンキースの９試合、同一ＰＳでは８試合だったので大きく上回った。
🥎レンジャーズは2021年に102敗を記録。２年以内に100敗から世界一となったのは３球団目で、ワールドシリーズ制覇前年の勝率.420（68勝94敗）は史上最低。
🥎今ポストシーズンでレンジャーズはレイズとのワイルドカードシリーズ第２戦から16試合連続本塁打。同一年では史上最長。ポストシーズン記録はヤンキースの23試合（2019～22年）。
🥎レンジャーズのブルース・ボウチー監督が、監督として史上６人目となる４度目の世界一（ジャイアンツ時代に３度）。複数球団で制したのは史上５人目。
……キリがないのでこのあたりで。今季もメジャーリーグはいろいろありました。来季もまたデータ＆記録マニアをうならせるシーンをいくつもみせてほしいですね。
阪神（セントラル・リーグ覇者）とオリックス（パシフィック・リーグ覇者）が対戦している日本シリーズは、第４戦を終えて２勝２敗。今日の第５戦に勝ったほうが日本一に王手をかける重要な一戦となります。
ワタシは１－０とオリックスがリードした時点で職場を出ました。その後、２－０となり、今日はオリックスの勝ちを確信。しかし、少し寄り道してふとスマホでチェックすると、なんと６－２と阪神が逆転していました。結局、試合はそのまま終了。帰宅が間に合わず、ゲームセットの瞬間を見ることはできませんでしたが、今季最後の試合となった甲子園球場の盛り上がりはすさまじかったでしょうね。
対戦成績を３勝２敗とした阪神は1985年以来、38年ぶり２度目の日本一に王手です。シリーズで先に王手をかけたチームは、過去73度のうち62度が優勝。２勝２敗から王手は昨季のオリックスに次ぎ29度目で、過去28度のうち21度優勝しており、Ｖ確率は75％になります。
阪神の王手は1964、85、2003年に次いで４度目。結果は次のとおりです。
1964（昭和39）年 南海 ●〇〇●〇●●
1985（昭和60）年 西武 〇〇●●〇〇
2003（平成15）年 ダイエー ●●〇〇〇●●
いずれも２勝２敗から先に王手をかけましたが、第６戦に敗れた1964、2003年は第７戦も敗れて日本一を逃しました。今季はどちらになりますかね。ワタシは最終第７戦までシリーズが続いてほしいので、とりあえず、オリックスの勝利を願います。
それにしても、今シリーズは両チームともエラーが多すぎです。第５戦までの失策数は阪神が０→３→１→１→３で８個、オリックスも１→０→０→３→２で６個。ここまで両チームそろって無失策は一度もありません。第５戦までに８個は1961年南海、1974年ロッテに次いで３度目の最多失策で、第５戦までに両チーム６個以上は1974年（中日７、ロッテ８）に次いで49年ぶり２度目。第６戦以降、エラーが勝敗を分ける、なんてことにならないとよいのですが。
時刻は７時を回りました。あらためて寝直します。
