木曜日に親知らずを抜いた出血はようやく止まりました。が、まだジンジンしています。またロキソニンの世話になりました。日曜日、歯科医に予約を入れているので、そこで痛みとおさらばしたいですね。
さて。日付変わって今日11月10日、令和元年の大相撲を締めくくる十一月場所が九州・福岡国際センターで開幕します。オーソドックスな見どころとしては、まず九月場所で2回目の優勝を果たした御嶽海の大関とりなるか。今場所で12勝を挙げれば、昇進の目安となる“直近3場所を三役で33勝”に届くことになります。ただ、御嶽海は初優勝した去年の七月場所に続いて、九月場所も横綱が休場した中での優勝でした。今回は内容が問われることになります。
九月場所で12勝を挙げ、大関復帰を果たした貴景勝も注目力士のひとりです。御嶽海との優勝決定戦で敗れた際に左の大胸筋を負傷。稽古を再開したときには左胸に赤黒い内出血の痕が残り、痛々しい姿を見せていましたが、どうやら出場する見込み。優勝争いにも絡みそうです。
このほか、九月場所をケガで全休したカド番の大関・髙安は再起を図ります。婚約した演歌歌手・社このみに初優勝をささげたいところでしょう。そして、2回目の大関陥落となった栃ノ心は、栃東に続く史上2人目の“大関へ2度の返り咲き”を目指します。そうなるのは厳しいという予想をぜひ、覆してほしいですね。
さらに、九月場所休場の両横綱・鶴竜と白鵬、史上最多タイの4人となった阿炎、遠藤、北勝富士、朝乃山の小結陣、2場所連続9勝で西前頭6枚目に番付を上げた関取最軽量の炎鵬など、名前を挙げたらキリがありません。それにしても、去年の十一月場所は横綱・稀勢の里がまだ現役だったことを考えると、感慨深くなります。
最後に、年間最多勝争いも見逃せません。九月場所を終えて、幕内勝ち星上位は次のとおりです。
45勝 御嶽海、阿炎
44勝 朝乃山
43勝 豪栄道
42勝 遠藤
41勝 鶴竜
40勝 玉鷲、明生、宝富士
御嶽海と阿炎のどちらかが全勝しないかぎり、60勝には届きません。年間最多勝利が60勝未満となると、2017年白鵬(56勝)、2018年栃ノ心(59勝)に続いて3年連続となってしまいます。1場所平均10勝にも届かないんですから、これは淋しいですね。去年も同じようなことを書きましたが、来年の年間最多勝は、ハイレベルな数字でとってほしいと思います。