散髪は年1回。

雑記です。

正代&朝乃山、白鵬の優勝を阻止。

 連日の大相撲ネタです。千秋楽まで引っ張ることになりそうな気配です。十一月場所は今日(11/22)が13日目。優勝争いに踏みとどまっているのは、前日まで1敗の横綱白鵬と3敗の西小結・朝乃山と西前頭10枚目・正代の3人です。展開によっては白鵬の優勝が決まる可能性がありましたが、そうはなりませんでした。

 ワタシはまた仕事の合間に、3人の取組を職場でテレビ観戦。いや、決してヒマなわけではありません。制限時間いっぱいになるのを見計らってテレビの前に向かうパターンです。

 3人のトップを切ったのは正代。西前頭6枚目・炎鵬との初顔合わせです。正代は身長183センチ・体重167キロ、炎鵬は身長168センチ・98キロと体格に圧倒的な差があります。予想どおり、炎鵬は正代に頭をつけ、潜りこみました。テレビの音量は消していましたが、館内は盛り上がっていたでしょうね。小兵力士が大型力士に挑む姿はワクワクしますから。それでも、正代はあわてることなく、ガッチリと炎鵬のまわしをつかんで土俵際に追い詰め、寄り倒しました。まあ順当な勝ち方でしょう。炎鵬は同じ宮城野部屋の兄弟子・白鵬の演技射撃ができませんでした。

 この時点で、今日の白鵬の優勝はなくなりました。ワタシは自席に戻り、仕事に集中。そして、テレビの近くの席の同僚(40代・♀)が「朝乃山、そろそろですよ」と教えてくれたので再びテレビの前へ。朝乃山の相手は西前頭4枚目・琴勇輝です。こちらも危なげなく押し出しで朝乃山が勝ち、3敗をキープしました。

 朝乃山は10勝目。新三役で2ケタ勝利は照ノ富士以来、4年8ヶ月ぶりで、1場所15日制となった1949(昭和24)年五月場所以降、70年間で21人目のようです。“新三役2ケタ”を達成するのはなかなか難しいんですね。この日の勝利で、朝乃山は今年54勝目。残り2日に連敗なら、東小結・阿炎に並ばれる可能性はあるものの、抜かれはしないので、年間最多勝が確定しました。最高位が小結以下の年間最多勝は、年6場所制となった1958(昭和33)年以降で初、関脇以下としても1960(昭和35)年の大鵬、1992(平成4)年の貴花田に続く3人目の快挙です。2人はのちに大横綱になりました。そう考えると、朝乃山の今後が楽しみですね。

 正代と朝乃山が勝ったので、結びの一番で白鵬が負けると優勝争いは混沌としてきます。が、白鵬は強かったですね。阿炎を一気に押し出し。まるで「若造、出直してこい」とでもいうような貫禄勝ちでした。

 14日目、白鵬が結びの一番で勝てば、正代・朝乃山の勝敗に関係なく、三月場所以来、43回目の優勝が決まります。白鵬の相手は東関脇・御嶽海です。御嶽海は今場所、大関昇進の期待がかかりながら結果を残せず、ここまで6勝7敗と、勝ち越すためには1敗もできません。追い詰められた御嶽海が波乱を起こすか。注目です👀

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前日に続く取組シリーズ。正代-炎鵬を描いてみました。ワタシには、正代が「おいおい炎鵬、手こずらせんなよ」と言ってるようにうつりました。それにしても、炎鵬の相撲は毎回、見ていて面白いですね。