仕事を終え、職場を出たのが午後11時少し前。このときは雨でした。が、地元の駅に着いたら、雪に変わっていました。いまは止んでいますが、暖冬でも降るときは降るんですね。
さて。当初は別のテーマでいく予定でしたが、またまた大相撲ネタでいきます。というのも、一月場所で5勝10敗と大きく負け越し、大関から陥落した豪栄道が現役引退の意向を固めたらしいので。ワタシとしては、ああやっぱり、という部分が大きいです。
豪栄道は地元・大阪で行われる三月場所で2ケタ勝利を挙げれば大関に復帰できますが、その可能性はかなり低いと判断したんでしょう。素人目にも、そう思います。本人が決めたことですから、周囲がとやかく言っても始まりませんね。
あるサイトに、豪栄道の“ネガティブデータ”が出ていました。
■20場所以上在位した大関の勝率下位
在位場所数 成績 勝率
1 武双山 27 186勝148敗60休 .557
2 琴奨菊 32 256勝192敗32休 .571
3 豪栄道 33 260勝194敗41休 .573
4 旭国 21 168勝122敗20休 .579
5 大麒麟 25 189勝132敗43休 .589
琴欧洲 47 378勝264敗63休 .589
■大関での負け越し回数上位
1 千代大海 15
2 魁皇 14
3 豪栄道 10
栃東 10
5 小錦 8
武双山 8
琴欧洲 8
琴奨菊 8
※現行のカド番制度ができた1969年七月場所以降
ともに豪栄道は3位。それでも、カド番だった2016(平成28)年九月場所の全勝優勝は記憶に残っています。ふてぶてしさが魅力でしたね。
豪栄道の引退で、三月場所の大関は貴景勝のみとなります。一人大関は1982(昭和57)年一月場所の琴風以来となるようです。その前年、1981(昭和56)年九月場所には、千代の富士が横綱に昇進して大関が空位になったことがありました。ただし、横綱が大関の地位も兼ねる「横綱大関」が置かれたため、厳密な意味で「大関」の地位が番付から消えたことはこれまで皆無、とのことです。
とはいえ、ワタシは今後の大相撲界が心配でなりません。白鵬、鶴竜の両横綱は30代半ばで、引退が近いでしょうし、唯一の大関・貴景勝もケガがちで、去年もあったように、関脇に転落することも十分考えられます。つまり、横綱・大関ともに不在となってしまうのではないか、と恐れているわけです。
過去、横綱が不在だったことは、1931(昭和6)年五月場所~1932(昭和7)年十月場所と、1992(平成4)年七月場所~1993(平成5)年一月場所の2例あります。前者は玉錦、後者は曙が横綱に昇進してピリオドを打ちました。しかし、大関と横綱の両方が不在となったことはないはずです。
三月場所は朝乃山の“大関とり”になります。仮に大関昇進を決めたとしても、彼に続く力士が現れないと、恐れが現実のものになってしまうのではないか、と思ってしまいます。そう簡単に白鵬も鶴竜も引退はしない(させない)のでしょうが、心配です。杞憂に終わるといいんですけど、ね。