何度目かの〝たられば〟になりますが、コロナ禍がなければ、日付変わって今日2020年７月24日は、東京オリンピックの開幕日でした。もう日本中が大騒ぎになっていたでしょうね。それが今年３月、延期が決定。来年の７月23日が新たな開幕日になりました。
ただし、先行きはかなり不透明です。東京の感染者数は23日、過去最多の366人が確認されるなど、治まる気配は一向にありません。世界の感染者数も、最近１週間の前日比をみると、＋24万人→＋24万人→＋29万人→＋18万人→＋21万人→＋19万人→＋25万人と、連日20万人単位で増える一方。22日時点でトータルの感染者数は1495万人にものぼります。コロナ禍は思っている以上に深刻です。
よく指摘されるように、ワクチンや特効薬が近いうちに完成し、全世界に行き渡らないかぎり、どう考えても開催は難しいでしょう。ワタシはスポーツファンではありますが、アスリートでも関係者でもないので好き勝手に言わせてもらいます。開会式と閉会式を簡素化するのも、無観客でやるのも無意味です。完全な形で開催するのが無理なら、やめるべきです。そして、中止の結論を出すのは少しでも早いほうがいいと思います。開催にこだわってズルズルと先送りすればするほど、ドロ沼にはまるだけですよ。
それにしても。東京オリンピックが予定どおりに今年開幕していたら、少なくとも酷暑での開催は避けられたわけで、無事に終わっていたと思われます。マラソンも札幌でやる必要はなかったでしょう。いろいろ、うまくいかないもんですね。
