気づいたら8月も残り1週間を切っていました。あっという間ですね。今回は何日かぶりでメジャーリーグネタでいきます。
シカゴ・カブスのダルビッシュ有が、現地時間8月23日(日本時間24日)、地元リグレーフィールドのホワイトソックス戦で今シーズン6回目の先発。7回を投げ、被安打6、与四球1、奪三振10、失点1(自責点1)の快投を見せ、シーズン5勝目をマークしました。
この試合、テレビ東京で昨夜の深夜3時10分から生中継されていたのに、ワタシとしたことが見逃してしまいました。その時間はまだ起きていたので、悔やまれます。でもまあ、いまさら嘆いてもしょうがありませんね。
昨季の後半戦から、ダルビッシュはすばらしいピッチングを見せていました(打線の援護がなく、シーズンわずか6勝に終わりましたが)。そして今季も、ここまで目を見張るピッチングを続けています。
日付 相手 勝敗 投球回数 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 失点 自責点 防御率
7/25 ブルワーズ ● 4.0 6 0 5 0 1 3 3 6.75
7/31 パイレーツ 〇 6.0 2 0 7 1 0 0 0 2.70
8/5 ロイヤルズ 〇 7.0 5 0 4 1 0 1 1 2.12
8/13 ブルワーズ 〇 7.0 1 1 11 2 1 1 1 1.88
8/18 カージナルス 〇 6.0 8 0 7 1 0 1 1 1.80
8/23 ホワイトソックス 〇 7.0 6 1 10 1 0 1 1 1.70
計 6試合5勝1敗 37.0 28 2 44 6 2 7 7 1.70
勝利数はナショナル・リーグ1位、投球回数と奪三振は同3位タイ、防御率は同3位。そして、特筆されるのが同1位となる「K/BB」7.33です。「K/BB」とは「奪三振数÷与四球数」で表される、与四球ひとつあたりの奪三振数のことで、投手個人の能力を測るために有効な数値といわれています。奪三振が多く、与四球が少ないほどその数字は大きくなり、一般的に「3.50」を超えれば優秀とされる中、ダルビッシュは7.33をマーク。これは驚異的です。いまのダルビッシュは、リーグ最強ピッチャーといって過言ではないと思います。
どうやら、アメリカのメディアでは今シーズンのサイ・ヤング賞(いわば投手のMVPですね)候補に挙げられているようです。その可能性は大いにあります。
だがしかし――。周知のように、今シーズンのMLBは、レギュラーシーズンがたった60試合なんですよね。もし、通常の162試合だったら、ダルビッシュは20勝も夢ではなかったと思われます。かえすがえすも残念です。その分、ダルビッシュには最後まで圧倒的なピッチングを見せてほしいですね。ワタシも、できるかぎりリアルタイムでチェックします。