出版不況、活字不況といわれ続けるなか、久しぶりに大ヒットが生まれました。9月3日に発売された文藝春秋のスポーツ誌『Number』の累計発行部数が20万部を超えたようなのです。ワタシのような活字人間にとってはテンションが上がるニュースです。
創刊以来初めて将棋を特集したNumber
〈文藝春秋は4日、将棋の藤井聡太二冠を表紙に、初めて将棋を特集した「Number」(1010号)が、再増刷で20万部に到達したと発表した。
同誌が20万部以上を発行するのは、2014年のサッカーW杯特集以来。発売日に3万、4日に5万部を増刷し、累計発行部数が20万部となった〉(デイリースポーツ)
ワタシも買いました。学生のころから『Number』はよく読んでおり、1010号中、少なくとも800冊は持っていると思います(以前、古本屋で0号も手に入れました)。今号は初の将棋特集ということで、攻めてるな~でも売れないだろうな~と思いつつ、発売日にいつもどおりに購入。それがまさかこんなに売れるとは。ワタシも見る目がないですね。
最近の『Number』で売れた号は、2015年に日本代表が南アフリカを破った、ラグビーワールドカップを特集した臨時増刊「桜の凱歌(がいか)」が累計18万7000部、日本代表が躍進した2019年のラグビーワールドカップ特集「突破」は同17万部とのこと。今回の将棋特集はそれらを大きく上回ります。
まさに藤井人気恐るべし、というところでしょうか。ただし、正直に言うとワタシは藤井聡太にあまり好感を抱いていません。その理由はいろいろありますが、もう眠くて眠くてたまりません。書くのはまた別の機会にします。おやすみなさい。