散髪は年1回。

雑記です。

「スターバンド黄金時代」。

 タイトルは、先日発売された『週刊文春』5月4・11日ゴールデンウイイーク特大号の22ページにわたる大特集からです。ワタシは1960年代後半のグループサウンズ(GS)黄金時代を肌で知ることはなく、音楽に興味を持ち始めたのは1970年代中盤以降なのですが、いや~サイコーでした。現在50代後半に突入するワタシより上の世代の方は、さらに楽しめたんじゃないでしょうか。

 特集は、GSやバンドにまつわる方々――瞳みのる沢田研二とタイガース)、前川清(クールファイブ)、近田春夫(スパイダース)、赤坂英一(萩原健一の自伝『ショーケン』の構成担当、テンプターズ)、財津和夫(チューリップ)、小田和正オフコース)など――のインタビューで構成されています。

 そのどれもが興味深いものでした。中でもワタシがワクワクしながら読んだのが「矢沢がキャロルだった頃」。伝説のバンド、元キャロルのメンバーでリードギターとボーカルを担当した内海利勝氏が、当時の秘話を明かしています。

 永ちゃんフリークのワタシはキャロルについて、『成りあがり』(矢沢永吉・著)や『キャロル 夜明け前』(ジョニー大倉・著)を読んだり、ビデオ『矢沢永吉ヒストリー』を見たりして、わかったつもりになっていましたが、とんでもなし。初めて聞く話が多く、まだまだでした。「ファンキー・モンキー・ベイビー」のイントロをつくったのは内海氏だったとは。ほかにもへえ~ということが多かったですね。

 名曲「学生街の喫茶店」で知られる元ガロのボーカル、大野真澄のインタビューでは、大野氏が永ちゃんと仲がよかったとあって、これも初耳。1970年代の日本の音楽シーン、もっともっと知りたくなりました。

 そして同号巻頭のモノクログラビア「GS美男図鑑」は、若かりしショーケンを4ページで紹介。絵になりますね。ここで中村俊夫というライターが、ショーケンこと萩原健一は本名が「萩原敬三」なのに、なぜ「ショーケン」と呼ばれるようになったのかについてコラムで書いていました。ネットを駆使してもわからなかったワタシはなるほどそういうことだったのか、と納得したのですが、中の特集でも赤坂英一氏が同じく「ショーケン」の由来について語っており、これが中村氏とまったく同じではなかったので、少しモヤモヤが残っています。

 ……いろいろ書きましたが、いい企画だったのは間違いなし。第2弾、第3弾を期待しましょう。

永ちゃんやキャロルにまつわるエピソードはまだまだありそう。ワタシは全部知りたいです。