散髪は年1回。

雑記です。

「筒美京平からの贈りもの」。

 文化の日。久しぶりの祝日です。昼過ぎまでゆっくりと寝ていました。起きると家族はみんな出かけていて家には誰もいず。ジャマが入らないということで、録画しておいたビデオを何本か見ることにしました。

 最初に見たのが、先週土曜日に録画した「NHKスペシャル 筒美京平からの贈りもの-天才作曲家の素顔-」です。筒美京平が10月に亡くなったあと、どこかの局で追悼特別番組が組まれるものと思っていましたが、独立した番組は1本もなかった気がします。そこにNHKが看板番組の「Nスぺ」で筒美京平をとりあげるということで、期待していました。

 見終えた感想としては、一視聴者目線で偉そうに言わせてもらうと、まずまず、でした。こんなもんでしょう。というのも、メインの松本隆インタビューの内容が、先週木曜日に発売された『週刊文春』11月5日号の後半モノクログラビアで読んだものとほぼ同じだったからです。

 松本が筒美と初めてタッグを組むとき、筒美から「趣味で音楽ができていいね」と言われた話、先に松本が詞を書いて筒美が曲をつける形にした話、筒美は4番まで歌詞があった「木綿のハンカチーフ」を短くしろ、と言いたかったのに、締め切りまで誰もつかまらなかったのでしょうがなく作曲を始めたらものすごくいいのができちゃった、と言われた話、松本が筒美にポルシェを買えと言ったら新車で黄色のポルシェを買った話……等々。もしかしたら文春とNHKで同時期に取材したのか、と思うぐらい。さすがにそんなことはないでしょうけど。

 それでもまあ、筒美本人の貴重な肉声も聞けたし、初めて知ることもあったし、楽しめました。ただ、1994年、54歳のときに「もっと曲を頼んでほしい プレッシャーの中で名曲は生まれる」と語っていた、という話には切なくなりましたが。

 今日はこのほかにも何本か見ました。録画していてまだ見ていないビデオはまだまだ膨大にあります。見ないで消去する番組も出てくるかも、ですね。

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番組では、筒美京平の写真も何枚か出てきました。角度によっては以前、横浜大洋ホエールズ日本ハムファイターズで活躍したプロ野球選手の高木豊に似ているな、と思いました。