まずは大相撲十一月場所初日から。新大関・正代はかろうじて白星スタートを切りました。相手は初顔合わせとなる西前頭筆頭・若隆景。ワタシはテレビ観戦していましたが、正代は硬いように見えました。立ち遅れた正代はもろ差しを許し、押し込まれながらもなんとか耐えて土俵伝いに回り込んで最後は突き落とし。物言いがついたものの軍配どおりでホッとしました。残り14日、徐々に調子を上げていってほしいですね。
さて。今日11月8日、巨人・坂本勇人が本拠地東京ドームでのヤクルト戦第1打席で二塁打を放ち、史上53人目の通算2000本安打を達成しました。データ&記録好きのワタシとしては、特記事項が多くてニンマリしてしまいます。
⚾31歳10ヶ月での達成は1968年榎本喜八(当時東京)の31歳7ヶ月に次いで歴代2位の若さ。右打者では1977年土井正博(当時クラウン)の33歳6カ月を抜く最年少。
⚾1783試合での達成はスピード8位。右打者では2013年ラミレス(当時DeNA)1695試合、1971年長嶋茂雄(当時巨人)1708試合に次いで3位のスピード。年少記録とスピード記録の両方で10傑入りは長嶋(年少7位、スピード3位)張本勲(年少3位、スピード4位)と坂本の3人だけ。
⚾坂本は2007年デビュー。実働14年での達成はラミレスの13年に次ぎ、榎本、長嶋、張本、松井稼頭央、鳥谷敬の5人と並び2位タイ。
⚾遊撃で1000試合以上出場して達成は8人目。
⚾巨人生え抜きで2000安打以上は川上哲治、長嶋茂雄、王貞治、柴田勲、阿部慎之助に次いで6人目。本拠地での達成は坂本が初めて。
坂本は1988年12月14日生まれ。〝たられば〟になってしまいますが、今季コロナ禍がなく、当初の予定どおり3月20日に開幕していたら、史上最年少達成記録を更新していたかもしれません。返す返すも残念です。
それでも、坂本には張本の3085安打に次ぐ史上2人目の3000本安打達成への期待が高まります。考えただけでワクワクしてきますね。そのためには、来年以降、シーズンが通常開催されること、ケガをしないこと、そして守備に負担のかかる遊撃手からのコンバート、などが条件になってきそうです。
ちなみにMLBの通算3000本安打達成者は32人。内訳は左打者が13人、右打者が17人、スイッチが2人です。右打者のほうが多いんですね。さらに、右打者17人中、遊撃手はデレク・ジーター、ホーナス・ワグナー、カル・リプケン、ロビン・ヨーント、アレックス・ロドリゲスと5人もいます。ということで、坂本にもチャンスは大いにあると思います。来季以降も目が離せませんね!