散髪は年1回。

雑記です。

阪神の佐藤、セ新人で長嶋さん以来の1試合3発!

 いやあ~今週も疲れました。今日(5/28)も仕事でストレスのたまる一件があり、モヤモヤしています。弱っちゃいますね。気を取り直してまた日本プロ野球ネタでいきます。

 セ・パ交流戦は今日から2カード目に入りました。今日のトピックはなんといっても阪神のルーキー・佐藤輝明の1試合3本塁打でしょう。ワタシは映像で見ていないのですが、佐藤はメットライフドームで行われた西武戦で、2回表(第1打席)に先制の11号ソロ、6回表(第3打席)に12号ソロ、そして9回表(第5打席)に決勝の13号3ランを放ちました。

 ルーキーで1試合3発は史上4人目。セ・リーグでは1958(昭和33)年の長嶋茂雄(巨人)以来です。ワタシは以前、佐藤には懸念がありつつもひそかに期待していることを書きましたが(こちら )、ここまでは予想をはるかに超える大活躍を見せている、といっていいですね。今後もことあるたびに長嶋さんと比較されるような記録をガンガンつくってほしいと思います。

 さて。ワタシが気になったのは、〝ルーキーで1試合3発〟が史上4人目の記録にもかかわらず、ネットで見ていて長嶋さん以外の名前が出てこなかったことです。たいした選手じゃないから出すまでもない、ということでしょうか。そこで調べてみると、説明不要の長嶋さん以外の2人も、データ&記録好きにはなかなかのプレイヤーでありました。

    ⚾新人で1試合3本塁打達成者⚾
   選手 (所属) 達成年月日 相手 球場     
 大岡 虎雄(大映) 1949.5.7 阪神 仙台
 保井 浩一(東急) 1950.5.31 毎日 市川
 長嶋 茂雄(巨人) 1958.6.22 大洋 川崎
 佐藤 輝明(阪神) 2021.5.28 西武 所沢

 まず大岡虎雄は、1リーグ時代の1949(昭和24)年、37歳(!)で選手兼助監督として大映スターズに入団しました。小鶴誠飯島滋弥と打線の中軸を担い、打率.272、26本塁打をマーク。111打点(リーグ5位)は、現在も新人のシーズン歴代最多記録として君臨しています。1950(昭和25)年に松竹に移籍し、水爆打線の中軸として34本塁打&109打点。チームはプロ野球記録のシーズン908得点を挙げて優勝しました。大岡は翌1951(昭和26)年に引退。現役生活3年間で通算299安打、61本塁打、230打点と、太く短いプロ野球人生でした。

 そして2人目、保井浩一は、1950(昭和25)年に東急フライヤーズに入団。同年5月31日、チームが1試合7本塁打を記録した市川国府台球場での毎日戦で3本塁打しました。保井が選手としてプロに在籍したのはこの年と1951(昭和26)年の2年だけで、通算本塁打は10本。そのうちの3本を、この日1日に打ったというわけです。

 大岡、保井とも、佐藤が1試合3本塁打をマークしなければ、ワタシが知ることはなかったと思われます。現在の時刻は深夜というか早朝の5時近し。佐藤に感謝して、寝ます。

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佐藤の13本塁打&38打点は、シーズン143試合換算で40本塁打&118打点。長嶋さん以来のルーキーで2冠も十分狙えますね。ちなみに佐藤は今日の試合、第2打席と第4打席は三振で、ここまで64三振は両リーグダントツです。こちらのシーズン換算は199三振。ラルフ・ブライアント(近鉄)が1993(平成5)年にマークした204三振(127試合)に次ぐ2位となります。最多三振と合わせた三冠王、ワタシはそれもありです。