毎年恒例、2020年のメジャーリーグ総集編が今年も2社から発売になりました。日本スポーツ企画出版社発行の『Slugger1月号 2020総集編』と、ベースボール・マガジン社発行の『大リーグ 2020 総集編』の2冊です。
両誌を買い続けてどれぐらい経つのか、もう覚えていません。少なくともベースボール・マガジン社版は1980年代から買っている気がします。ワタシのようなスポーツのデータ好き、記録好きにとって、このテの雑誌はオフシーズンに欠かせないものです。
2020年のメジャーリーグは、コロナ禍でレギュラーシーズンが通常(162試合)より100試合以上も少ない60試合に短縮されるなど、過去にない特異なシーズンとなりました。それでも、ダルビッシュ有(カブス)や前田健太(ツインズ)の快投、史上最多の16チームが参加して行われたポストシーズンなど、記憶に残るシーンや出来事は多々ありました。それを誌面で振り返るのは、至福のひとときです。冬休み、じっくりと読みます。
ワタシがデータ&記録好きになったのは、小学校高学年のとき、「記録の神様」といわれた宇佐美徹也さんの書物と出合ってからです。記録の面白さとその重要性を教えてくれた宇佐美さんは、ワタシにとって何人かいる〝師匠〟のひとりです。宇佐美さんの存在があったからこそ、ワタシはここまで野球の奥深さを知った、とも言えます。その宇佐美さんは2009年に亡くなりました。これだけ野球界の発展に貢献してきたのに、殿堂入りしていないのが不思議でなりません。
話が飛んでしまいました。宇佐美さんについてはいつか、あらためて書きたいと思っています。