散髪は年1回。

雑記です。

MLB、162試合制で日本時間4月8日開幕へ。

 まさに急転直下、といったところですね。今朝(3/11)の朝刊にはMLB開幕へ向けて悲観的な記事が掲載されていたので、一ファンとしてはまたしばらく耐えないといけないな、と覚悟していました。

〈米大リーグ開幕、4月中旬に再延期 新労使協定は合意至らず、184試合取りやめに
 米大リーグ機構(MLB)は9日、開幕をさらに1週間遅らせ4月14日に再延期すると発表した。選手会とニューヨークで行った新労使協定の交渉で合意に至らず、当初の3月31日開幕からの2カード(5~7試合)に加え、さらに2カードが中止となった。AP通信によると計184試合が取りやめとな
る(以下略(共同)

 それが出勤後、ネットを立ち上げたら、ビックリの記事が出ていました。

〈MLB労使交渉が合意、4月8日開幕162試合 メジャー最低年俸など主要項目が大筋でまとまる
新労使協定を巡る米大リーグ機構(MLB)と選手会の交渉が前日から一転、合意に達したことを10日(日本時間11日)、複数の米メディアが伝えた。
シーズンは4月7日(同8日)に開幕し、当初の最終戦から3日間延長を含め、ダブルヘッダーを組みながら162試合フルで、選手への給与も全額が補償されるようだ(以下略)〉(日刊スポーツ)

 この一日の間に何があったんでしょう。ニュースサイトをチェックすると、どうやら今回は、ファンの前でプレイすることを望む選手会側が折れた形のようです。労使紛争はとりあえず収束したものの、まだ多くの懸念は完全に消えていません。特に、「上から目線」の大リーグ機構側の態度には問題がある感じ。今後、もめないといいんですけど。

 まあなんやかやあっても、ファンとしてはひと安心。広島からポスティングシステムでの移籍を目指す鈴木誠也や、マリナーズからフリーエージェント(FA)になっていた菊池雄星の所属先も決まっていくでしょう。当初の予定より開幕が1週間延びたことで、選手にとっては過酷なスケジュールになりそうですが、適度な休養を挟んで乗り切ってほしいと思います。

 なお、今季のMLBにはいくつか変更点があります。その中でワタシの目を引いたのは次の3つです。

ポストシーズン出場をこれまでの10チームから12チームに増加。
 賛成です。MLBは全30チームですから、これまでの10チームは少なすぎでしょう。ちなみにほかのプロスポーツポストシーズン進出チームは、NFLアメリカンフットボール)が全32チーム中14チーム、NBA(バスケットボール)とNHL(アイスホッケー)はともに全30チーム中16チームです。レギュラーシーズンの試合数が違うので単純な比較はできませんが、MLBの12チームはほどよいと思います。

ナショナル・リーグでも指名打者(DH)制を導入。
 大谷翔平の出番が増えることになるので、日本のファンは歓迎しそう。しかし、野球本来の、昔ながらのスタイルを残してほしいワタシは反対です。こんな意見は少数派でしょうが。

タイブレイクを廃止し、ダブルヘッダーは9回制に戻す。
 これは大賛成です。ワタシはタイブレイクダブルヘッダー7回制とも、リトルリーグにしか思えなかったですからね。元に戻っただけですが、心の底からホッとしています。

 ……いろいろ書き連ねました。近々、ベースボール・マガジン社日本スポーツ企画出版社から、MLB選手名鑑も発行されるはず。ワタシは今年ももちろん、両誌とも購入します。

f:id:baribon25:20220312041702j:plain

MLB公式サイトには、選手会の合言葉「BASEBALL IS BACK」のタイトルで始まる1分22秒の動画がアップされていました。ベーブ・ルースから大谷翔平まで数多くのプレイヤーが登場、ベースボールの魅力をたっぷり堪能できます。短いこともあって、ワタシは何度も繰り返し見てしまいました。