例年、2月下旬から3月上旬にかけてのワタシは、ベースボール・マガジン社と日本スポーツ企画出版社発行のMLB選手名鑑を手にし、開幕に向けて備える時期です。が、今年はまだ両社とも選手名鑑を発行していません。いや、発行したくてもできない、といったほうが正しいですね。
というのも、いま、MLBはもめにもめているのです。新労使協定をめぐる大リーグ機構(MLB)と選手会の交渉が難航し、予定どおり3月31日(日本時間4月1日)の開幕に間に合わせるためのデッドラインを過ぎても、合意に至りませんでした。両者の間には、金銭面でかなりの溝があるようで。
これにより、開幕の延期が決定。現時点で、開幕から2カード分の中止が発表されました。代替試合はなし。各チームとも、レギュラーシーズンは通常の162試合でなく、156試合となります。ただし、今後交渉が長引けば、さらに試合数は減っていきます。そして、契約交渉の中断も続いているので、広島からポスティングでMLB移籍を目指す鈴木誠也や、マリナーズFAの菊池雄星の処遇も宙に浮いたまま。弱ったもんです。
一ファンとしては、一刻も早く妥協点を見出してほしいと思いますが、なかなか難しそうな気配。大谷翔平やダルビッシュ有のプレイはいつから見ることができるのでしょうか。待つしかありませんね⚾