散髪は年1回。

雑記です。

バリボン落選、殿堂入り資格喪失。

 毎年この時期、恒例のネタです。日本時間1月26日午前、アメリカ野球殿堂入りの投票結果が発表されることになっていました。殿堂入りは、メジャーリーガーにとって最高の栄誉。ワタシは毎年、発表の日を楽しみにしています。そして、今年はいつにも増してドキドキしていました。

 というのも、史上1位の通算762本塁打を記録した、ワタシが好きな〝バリボン〟ことバリー・ボンズ、さらに歴代9位の通算354勝右腕ロジャー・クレメンス、通算216右腕カート・シリングの3人にとって、今年が殿堂入り資格のラスト・イヤーだったからです。ボンズとクレメンスは薬物使用、シリングは物議を醸し出す問題発言がネックになっていましたが、それでも最後の最後で3人とも殿堂入りするだろう、とワタシは確信していました。いや、祈っていた、と言ったほうが正しいですね。

 殿堂入り選手は、全米野球記者協会(BBWAA)に10年以上所属する記者の記者の投票で決まり、75パーセント以上の得票が必要となります。去年、ボンズの得票率は61.8パーセント。あと13.2パーセントの上積みでO.K.です。絶対に大丈夫だ、と信じて結果を待ちます。

 しかし、ボンズの今年の得票率は66.0パーセントにとどまり、殿堂入りは果たせませんでした。クレメンスも65.2パーセント(去年は61.6パーセント)、シリングは去年の71.1パーセントから58.6パーセントと大きく落とし、全員が落選。一度ついた悪いイメージを払拭するのは容易ではないんですねえ。それにしても、ワタシは現役時代に抜群の成績とインパクトを残した3人全員が殿堂入りにふさわしいプレイヤーだと思うので、この結果は残念でなりません。

 ラストチャンスを生かせず、資格を喪失した3人ですが、アメリカ野球殿堂は、BBWAAの投票とは別に、過去に漏れた選手や指導者、審判員、経営者らを対象として時代別に候補者を分け、功績を精査し選考委員会の投票で殿堂入りメンバーを選ぶ制度があるので、まだ可能性は残されています。近い将来、そうなることを願って……今夜は寝ます。おやすみなさい。

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MLB公式サイトから、今年の殿堂入り得票率上位です。殿堂入りを果たしたのは、77.9パーセントを獲得した元レッドソックス指名打者デービッド・オルティーズ一人(左端)。資格1年目での選出は、2020年のデレック・ジーター(元ヤンキース)以来、2年ぶり58人目の快挙となりました。