散髪は年1回。

雑記です。

まわし待った。

 3連休の2日目。せっかくの休日もワタシは特に遠出する予定がなく、なんてことなく過ごしました。ま、暑かったし、こんな日は家で涼んでいるのが一番ですよ。

 大相撲七月場所は今日(7/17)が中日8日目。結びの一番で〝珍事〟が起きました。横綱照ノ富士と東前頭4枚目・若元春の対戦。両者は初顔合わせです。テレビ観戦していたワタシは、照ノ富士横綱の貫禄を見せて圧勝するものと予想していました。しかし、若元春が粘りを見せ、なかなか勝負がつきません。土俵中央付近で互いに左四つに組んで膠着状態が続き、取組時間は2分を超えました。まさかこんなに長引くとは。

 若元春のまわしがゆるんでいるのは見ていてわかりました。このままだとまわしが外れて若元春の〝不浄負け〟になるかもしれない。そう思って少しドキドキしていたら、行司の式守伊之助が〝まわし待った〟をかけました。このかけたタイミングがなんとも微妙で、気づかなかった若元春は一気に寄り切ります。一方、気づいた照ノ富士は力を抜いていたので、あっさり土俵を割りました。

◆まわし待った
力士のまわしが緩んだ時、行司が勝負を止めることができる。通常は静止した体勢のまま結び直すが、再び体勢を作り直すという事例は過去に例がないと思われる。勝負が長引いて決着が付かない「水入り」の場合は、1度土俵下に降りて、再開時は中断前の体勢から行う。(日刊スポーツ)

 この結果を受け、すぐに審判団が協議。こちらも長かったですね。ようやく佐渡ケ嶽審判長(元関脇琴ノ若)が「行司がまわし待ったをかけたため、その体勢から再開します」とアナウンスし、〝まわし待った〟がかかった瞬間と同じ体勢を、それなりの時間をかけて再現して再開。照ノ富士が下手投げで若元春を力強く転がしました。

テレビ画面から撮影。〝まわし待った〟がかかる前の体勢を再現しているところです。まったく同じ体勢をつくるのは不可能と思われます。

 この〝前代未聞の取り直し〟となった一番に、解説の舞の海は「行司の大失態と言われてもしかたないですね」とコメント。まあそうした見方は当然あるでしょう。とはいえ、なかなかお目にかかれないシーンを見られたということでワタシはよしとします。

 なお、優勝争いは1敗で単独トップだった西前頭筆頭・逸ノ城が東前頭2枚目・琴ノ若に敗れたため、2敗で照ノ富士逸ノ城琴ノ若、そして西前頭6枚目・翔猿、西前頭8枚目・錦木、東前頭13枚目・一山本、東前頭17枚目・錦富士の7人が並ぶ大混戦に。なんとか優勝ラインは13勝2敗でいってほしいところですが、このあと残り7日を全勝する力士はいるでしょうか。

 そして初日から〇●〇●〇●〇だった東前頭8枚目・栃ノ心は、西前頭11枚目・翠富士をはたき込みで破り、〝ヌケヌケ〟が途切れました。これでまた幕内史上初の〝ヌケヌケ〟は実現せず。九月場所以降に持ち越しです。

7月17日は昭和を代表するスターのひとり、石原裕次郎の命日でもあります。亡くなったのは1987(昭和62)年、裕次郎は52歳でした。35年も経つせいか、メディアで特集を組んだり、関連番組を放送したりするところはなかったようです。ただ、この日に合わせたのかどうかはわかりませんが、スポーツ紙には石原プロが制作したテレビドラマ「大都会」(日本テレビ)と「西部警察」(テレビ朝日)のDVD-BOXの広告が出ていました。