2022年日本プロ野球レギュラーシーズンが今日（10／３）、全日程を終了しました。その最後のカードとなったのは神宮球場でのヤクルト×ＤｅＮＡ戦。注目はもちろん、三冠王が確実のヤクルト・村上宗隆の打席です。ただ、地上波・ＢＳとも生中継はなし。ワタシはネットで追いかけます。
村上は第１打席からセカンドゴロ、レフト前安打、ファーストゴロときて、迎えた７回裏の第４打席。ヤクルトが７－２とリードしていたので、おそらくこれが今季最後の打席になります。村上は９月13日の巨人戦で54、55号を打って以降、60打席本塁打なし。ここで打ったらドラマティックですが、それは難しいと思っていました。
でも、22歳の若きスラッガー・村上はさすがでしたね。ライトスタンドへ豪快な一発！ これでシーズン56号となり、1964年王貞治（巨人）の55号を抜いて日本選手のシーズン最多記録を更新しました。最後の最後で決めるとは。やってくれますねえ。まさに〝村神様〟、持ってる男です。
この日の村上は４打数２安打２打点。今シーズンの最終成績は、打率.318（487打数155安打）、56本塁打（歴代２位）、134打点（歴代11位タイ）で、三冠王に輝きました。三冠王は同じ熊本出身の2004年松中信彦（ダイエー＝現ソフトバンク）以来、18年ぶり８人目（通算12度目）で、令和では初。22歳での達成は1982年の落合博満（ロッテ）の28歳を大幅に塗り替える最年少記録となります。
データ＆記録好きとして切に願うのは、村上にはメジャーにいかず日本にとどまって、不滅の記録と言われる王貞治の通算868本塁打＆2170打点の更新を目指してほしいということ。実際、プロ５年目終了時点の成績を比較すると、村上は王を大きく上回っているのです。
本塁打 打点
王 （1959～63） 115 340
村上（2018～22） 160 430
もっとも、王はこのあと長きにわたって驚異的な成績を残します。それでも村上に対する期待は高まるばかり。村上は近い将来、どんな決断を下すでしょうか――。
