散髪は年1回。

雑記です。

2022MLBワールドシリーズ開幕。

 日付変わって10月29日。日本プロ野球はヤクルト×オリックス日本シリーズ第6戦が行われ、そして海の向こうアメリカでは現地時間28日(日本時間29日)、MLBの頂上決戦、ワールドシリーズが開幕します。

 MLBのポストシーズンは、ワールドシリーズ進出を決めるリーグ優勝決定シリーズ(7試合制、4勝先勝)が早く決着したこともあり、少し間が空いてしまいました。アメリカン・リーグアストロズ(西地区優勝/第1シード)がヤンキース(東地区優勝/第2シード)に4連勝、ナショナル・リーグフィリーズ(東地区3位/第6シード)がパドレス(西地区2位/第5シード)に◯●○○○の4勝1敗と、ともに危なげない勝ち上がり。第1シードのアストロズは順当、第6シードのフィリーズは予想外の進出といっていいでしょう。昨季までポストシーズン進出は5チームだったので、フィリーズは出場枠が今季から1つ増えたことで出場できたんですね。

 いまふれたとおり、アストロズは第1シード、フィリーズは第6シードということで、今回のワールドシリーズは〝格差対決〟と呼ばれているようです。両チームのポストシーズンの勝ち上がりを見ると、まずアストロズは地区シリーズでマリナーズ(西地区2位/第5シード)に3連勝、リーグ優勝決定シリーズでヤンキースに4連勝と負け知らず。ワールドシリーズも無傷で制すると、「ビッグレッドマシン」の1976年レッズ以来、46年ぶりとなります。

 一方のフィリーズワイルドカードゲームでカージナルス(中地区優勝/第3シード)に○○、地区シリーズでブレーブス(東地区優勝/第2シード)に○●○○、そしてパドレスに○●○○○と、11試合戦って9勝2敗。こちらも見事です。

 そして今季の成績とともに、両チームの監督の経歴も対照的。アストロズのダスティ・ベイカー監督は73歳で、過去にジャイアンツ、カブス、レッズ、ナショナルズアストロズの5球団で公式戦を3884試合指揮して2093勝、全チームを地区優勝に導いています。ただし、まだワールドシリーズを制したことはありません。

 フィリーズのロブ・トムソン監督は59歳。カナダ出身で初めてワールドシリーズの指揮を執ります。ジョー・ジラルディ前監督が解任された6月3日から監督代行となり、それまで22勝29敗だったチームを立て直しました。公式戦は111試合で65勝46敗。ベイカー監督との経験試合差3773は史上5位、とのことです。

 ワールドシリーズで両者が対戦するのは今回が初めて。ただ、アストロズは2012年までナショナル・リーグに所属していたため、1980年のポストシーズン、リーグ優勝決定シリーズ(当時は5試合制、3勝先勝)でフィリーズと対戦したことがあります。このときは3勝2敗でフィリーズが制しましたが、5試合中、第1戦を除く4試合で延長戦になる激戦でした。

 アストロズには速球王ノーラン・ライアンナックルボーラーのジョー・ニークロ、フィリーズには通算329勝左腕スティーブ・カールトン本塁打王8回&ゴールドグラブ賞10回、この年MVPの名三塁手マイク・シュミット、安打王ピート・ローズら、当時の両チームには、錚々たるメンバーがそろっていたことを思い出し、ワタシは遠い目になってしまいます。ちなみに勝ち上がったフィリーズワールドシリーズでもアメリカン・リーグの王者ロイヤルズを4勝2敗で下し、初の〝世界一〟に輝きました。

 今回、アストロズは2年連続5回目のワールドシリーズ出場で2017年以来2回目の、フィリーズは2009年以来13年ぶり8回目の出場で2008年以来3回目の制覇を目指します。ワタシは6年連続リーグ優勝決定シリーズに進出するなど、安定した戦いを見せているアストロズ優位と予想しますが、特に思い入れがあるわけではないので、フィリーズが〝下剋上〟を成し遂げるのも全然アリです。ただ、4試合で終わってほしくはありません。願うは最終第7戦決着。第7戦は現地時間11月5日(日本時間6日)で、史上最も遅い〝世界一決定〟となります。

 第1戦はテキサス州ヒューストン、アストロズの本拠地ミニッツメイド・パークで日本時間午前9時3分に試合開始。現在3時半を回ったところなので、あと約5時間半ですね。ワタシはリアルタイムで見られる環境にないので、ネットで経過を追います。

MLB公式サイトから、ここまでのポストシーズン勝ち上がり表です。最後、真ん中にはアストロズフィリーズ、どちらのロゴが入ることになるでしょうか。