本来なら、前日に書くべきテーマでした。しかし、ワタシとしたことがチェックを入れるのをすっかり忘れており、今朝(1/30)の朝刊&スポーツ紙で初めて知ったしだいです。
テニスの4大大会の幕開けを飾る全豪オープンの男子シングルス決勝は、第4シードのノバク・ジョコビッチ(35=セルビア)が第3シードのステファノス・チチパス(24=ギリシャ)に6-3、7-6、7-6のストレート勝ち。2年ぶり10度目の優勝を果たしました。4連覇のかかった去年は新型コロナウイルズのワクチン接種をめぐって欠場したため、全豪オープンでの連勝は28にまで伸びています。
ジョコビッチはこれで4大大会通算22勝目。ラファエル・ナダル(36=スペイン)の持つ男子シングルス最多優勝に並びました。これはデータ&記録好きとして、ふれないわけにはいきません。4大大会で通算20勝以上を挙げているのは、ジョコビッチ、ナダル、そしてロジャー・フェデラー(41=スイス)の3人です。
全豪 全仏 ウィンブルドン 全米 合計
ノバク・ジョコビッチ(セルビア) 10勝 2勝 7勝 3勝 22勝
ラファエル・ナダル(スペイン) 2勝 14勝 2勝 4勝 22勝
ロジャー・フェデラー(スイス)※ 6勝 1勝 8勝 5勝 20勝
※フェデラーは2022年に引退
ジョコビッチとナダルは全ての大会で2勝以上を挙げ、ダブルキャリアグランドスラムを達成。今後、両者の〝最多勝争い〟が楽しみでなりません。ただ、前述したように、ジョコビッチは35歳(1987年5月22日生まれ)、ナダルは36歳(1986年6月3日生まれ)。今後は年齢との戦いが待っています。
4大大会の次戦は、5月開幕の全仏オープン。ナダルが得意の大会でまたジョコビッチを突き放すか。痛めた左股関節の回復具合が気になります。そして、ジョコビッチは2年ぶりの全仏制覇で、一気にナダルを抜き去るか。願わくば、決勝で2人の対決を見たいところです。
ここでナダルとジョコビッチ、通算の対戦成績をATP Tourの公式サイトから抜き出してみます。
通算:ナダル29勝、ジョコビッチ30勝
4大大会:ナダル11勝、ジョコビッチ7勝
(全豪オープン:ナダル0勝、ジョコビッチ2勝)
(全仏オープン:ナダル8勝、ジョコビッチ2勝)
(ウィンブルドン:ナダル1勝、ジョコビッチ2勝)
(全米オープン:ナダル2勝、ジョコビッチ1勝)
全仏オープンでナダルが圧倒している以外は互角、といえます。2人にはまだまだコートで元気な姿を見せてほしいですね。