順当といっていいでしょう。侍ジャパンは東京ドームで3月9日、野球の国・地域別対抗戦、第5回WBC(World Baseball Classic)の1次ラウンド初戦で中国と対戦。序盤に苦しんだものの、終わってみれば8-1で完勝しました。
ワタシはリアルタイムで見ることができず、ネットで追う展開。1回表、日本の先発・大谷翔平(エンゼルス)は中国打線をあっさりと三者凡退に抑え、その裏、日本は先頭のラーズ・ヌートバー(カージナルス)が初球をセンター前に運んで出塁すると、2番・近藤健介(ソフトバンク)、3番・大谷、4番・村上宗隆(ヤクルト)が3者連続で四球を選び、押し出しで1点を先制します。ただ、その後の無死満塁で追加点は奪えませんでした。
投手・大谷は2回、3回も危なげなし。4回1死から初安打を打たれますが続く2人を連続三振に仕留めて無失点に抑えます。打線は4回裏、1死一・三塁から打者・大谷が左中間フェンス直撃のツーベースで2点を追加。投げて、打って、大谷の存在は頼もしいかぎりです。正に超人的。〝スゴイ〟以外の形容詞が見当たりません。
スコアは3-0。6回表、2番手・戸郷翔征(巨人)がリャン・ペイにソロ本塁打を浴びて2点差とされるも、7回裏に牧秀悟(DeNA)が右翼席へ今大会チーム初本塁打となるソロを放ち、再び点差を広げます。
さらに日本は8回裏、3安打4四球を絡めて一挙4点を追加し、8-1。中国との実力差はありありでしたね。侍ジャパンは3大会ぶりの制覇へ、好スタートを切りました。
1次ラウンドB組は日本、中国のほか、韓国、チェコ、オーストラリアが所属。準々決勝進出(上位2チーム)へ、日本のライバルとなるのは韓国(10日㊎に対戦)とオーストラリア(12日㊐に対戦)とみられています。
今日はその韓国とオーストラリアが直接対決。逆転に次ぐ逆転のシーソーゲームの末に8-7でオーストラリアが制しました。韓国はまさかの黒星発進です。これで日本戦、韓国が目の色変えて向かってくるのは必至。そんな中、日本の先発・ダルビッシュ有(パドレス)がどんなピッチングで韓国打線をねじふせるのか。ワクワクしてきますね。
準々決勝で日本と対戦することになる1次ラウンドA組の試合結果にもふれておきます。
A組 オランダ 3-1 パナマ イタリア 6-3 キューバ
(2勝0敗) (1勝1敗) (1勝0敗) (0勝2敗)
オランダが2連勝。対照的にキューバは2連敗と、早くも1次ラウンド敗退の危機に立たされました。国際試合で圧倒的強さを誇ったキューバの黄金時代を知る身として、最近の凋落ぶりは淋しいです。準々決勝で日本と対戦する相手は、どこになるでしょうか。
……WBCについていろいろ思うところがあるワタシも、いざ開幕して、どっぷりハマっています。われながら節操がないですな。と言いつつ、今後しばらくはWBCネタをメインにいくことにします。