ベースボールファンにとってはなんとも忙しい1日となりました。今日(3月31日)はセンバツが準決勝、メジャーリーグが30チーム一斉に開幕、日本プロ野球は前日に開幕戦を戦った日本ハム×楽天を除く10チームが開幕と、思い切り重なったためです。
順にふれます。といってもワタシは例によってリアルタイムの映像を見ることができず、ネットで経過を追う展開。センバツの準決勝第1試合は山梨学院(山梨)が6-1で広陵(広島)を破り、山梨県勢として春・夏通じて初の決勝進出を決めました。試合は投手戦となり、1-1で9回に入ります。山梨学院は9回表、打者10人、7安打の猛攻で5点を奪い、勝負あり。ワタシは広陵優位と見てたので意外でした。
続いてはメジャーリーグです。大谷翔平(エンゼルス)は現地時間3月30日(日本時間3月31日)、オークランドコロシアムで行われたアスレチックスとの開幕戦に「3番投手兼DH」で出場。今季初打席は空振り三振に倒れましたが第2打席でライト前へ今季初安打を放ちました。投げては6回を被安打2、与四球3、毎回の10三振を奪い、無失点の好投。勝利投手の権利を持って降板しましたが救援投手陣が8回に逆転を許し、今季初勝利はなりませんでした。チームも1-2で敗れ、黒星スタートです。
まだ1試合が終わっただけとはいえ、エンゼルスの今季を暗示しているようで、モヤモヤは晴れません。今後の巻き返しに期待しましょう。今日の大谷の成績は以下のとおり。
⚾︎打者・大谷翔平
[第1打席]1回 2死走者なし 空三振
[第2打席]4回 無死一塁 右安打
[第3打席]6回 1死走者なし 空三振
[第4打席]8回 2死二塁 申告敬遠
⚾︎投手・大谷
[1回]四球 一ゴロ 見三振 右飛
[2回]左飛 空三振 空三振
[3回]左飛 空三振 三邪飛
[4回]見三振 中安打 左二塁打 空三振 空三振
[5回]右飛 四球 中飛 空三振
[6回]空三振 四球 三飛 空三振
そして、今季ポスティングシステムでメジャー入りした吉田正尚(レッドソックス)は、本拠地フェンウェイ・パークでのオリオールズ戦に「4番レフト」で先発出場。4打数2安打1打点1死球と、鮮烈なデビューを果たしました。
[第1打席]1回 2死走者なし 二ゴロ
[第2打席]4回 1死三塁 死球
[第3打席]6回 無死一・二塁 右安打①
[第4打席]8回 1死一塁 右安打
[第5打席]9回 1死一・二塁 遊ゴロ
ただ、レッドソックスは9-10で大谷のエンゼルス同様、黒星発進。とはいえ吉田には何の心配もなさそうです。オリックス時代、吉田は〝三振しない男〟として知られていました。メジャーでのシーズン最少三振は、1932年にジョー・スーウェル(当時ヤンキース)が記録した3三振(576打席)。吉田にはあまりにもスゴすぎるこの記録に、少しでも迫ってほしいものです。
センバツ準決勝第2試合は、大阪桐蔭(大阪)×報徳学園(兵庫)の関西勢対決。試合は史上初となる2度目の大会連覇を目指す大阪桐蔭が3回表に5点を先取し、このまま勝つものと思われました。しかし、報徳学園は3回裏に2点、7回裏に3点をとって同点に追いつくと、8回裏に大阪桐蔭のエース・前田悠伍から2点をとって勝ち越し。7-5で逃げ切りました。報徳学園といえばワタシの世代は〝逆転の報徳〟でインプットしていますが、まさに面目躍如でしたね。
雨天中止が続いたので、休養日はなくなり、決勝は日付変わって4月1日㊏に行われます。山梨学院が勝てば県勢初V、報徳学園が勝てば2002年以来3度目の優勝。ワタシは報徳学園有利とみますが、なんともいえません。プレイボールは昼12時半。ワタシもリアルタイムで見ようと思います。
最後は日本プロ野球です。5試合の結果は以下のとおり。
巨人●3-6〇中日
ヤクルト〇4-0●広島
阪神〇6-3●DeNA
西武●2-3〇オリックス
ソフトバンク〇4-0●ロッテ
ホームで敗れた巨人と西武は、ともに1点リードして9回を迎えましたが、ともにそのリードを守れず最後は逆転負け。これは痛いでしょうね。尾を引かないとよいのですが。
データ&記録好きのワタシは、前日に勝った楽天を含め、中日、ヤクルト、阪神、オリックス、ソフトバンクの6チームに期待することがあります。それは、ここから〝開幕から1度も首位を明け渡さず優勝〟が出るか、ということ。まあ毎シーズン、いつもそんなことをチェックしているのですが、これがなかなか難しい。あまりにも早すぎますが、今季、2018年の西武以来、5年ぶり史上6チーム目の〝ポール・トゥー・ウイン〟誕生なるか、注目しましょう。
……このところ、パソコンの調子がすこぶる悪く、ネットを見ていると上部に「応答なし」の表示が出て、フリーズ状態が続くことが多発しています。とりあえずは待つしかないので待ちますが、イライラしてたまりません。元に戻る気配が一向にない場合は強制終了して再起動するのですが、復活するまでに1時間近くかかることもあり、うんざり。今回もそのパターンに陥りしんどかったです。今後、パソコンの状況しだいでは更新を断念せざるを得ないことがあるかもしれません。