散髪は年1回。

雑記です。

センバツ決勝、山梨学院が初V!

 何週間かぶりでまともな土曜日の夜を過ごしています。このあともいろいろやりたいことがあるのでサクサクいきます。

 センバツは今日(4/1)が決勝。春・夏を通じて山梨県勢として初の優勝を目指す山梨学院と、2002年以来3度目の優勝を狙う報徳学園(兵庫)の顔合わせです。ワタシもリアルタイムでチェックしようと昼12時半、自宅でテレビの前へ陣取りました。今大会、プレイボールから見るのは初めて。土曜日でたすかりましたね。

 前日、ワタシは報徳学園が有利とみる、と書きましたが、報徳学園が先攻ということで、そうはならないかも、という気がしてきました。今大会、報徳が先攻だったのは初戦の高崎健康福祉大高崎(群馬)戦だけ。その後は2試合連続サヨナラ勝ちのあと5点差を逆転と、3試合連続後攻で勢いをつけてきたので、先攻だと持ち味が発揮できないのでは、と思ったのです。

 試合は早いペースで進みます。少しでも目を離すと、プレイが終わっていることも何度かありました。先制したのは報徳学園。4回表、山梨学院の先発・林謙吾のボークと6番・西村大和のタイムリーで2点をとりました。

 山梨学院は4回までに放った安打は1本のみ。このまま報徳ペースでいくかな、と思われましたが、5回裏、山梨学院打線が大爆発します。1死から四球のあと、5連打で一気に逆転し、さらに2ラン本塁打も飛び出してこの回だけで7点。山梨学院の攻撃は〝ゾーン〟に入っていたといえます。

 スコアは7-2。報徳の攻撃は残り4イニングです。ここから〝逆転の報徳〟が見られたら痛快でしたが、流れは完全に山梨学院にいってましたね。報徳は8回表に1点を返すのがやっと。7-3で山梨学院が完勝し、初優勝を決めました。試合時間はわずか1時間48分。こんなに早く終わるとは。

 今回の決勝の特記事項を挙げます。

⚾山梨学院が春・夏を通じて山梨県勢として初優勝。山梨県勢はそれまで決勝進出がなく、4強が最高だったが、一気に優勝まで勝ち上がった

⚾記念大会となった今大会、山梨学院は1回戦から登場し、決勝が6試合目。センバツで1大会6試合は1938年準優勝の東邦商(愛知=4勝1敗1分け)、1991年優勝の広陵(広島=5勝1分け)に次いで3チーム目。6勝したのは初めて

⚾今大会、山梨学院は開幕戦に登場。後攻だったため、エース・林はセンバツ最初の1球を投げ、決勝で最後の球も投げた。センバツで最初の球を投げ、最後の球も投げたのは1969年の三重・上西博昭以来、54年ぶり6人目。6試合登板は1938年東邦商・久野欽平以来2人目

センバツ決勝で1イニング7点以上は、2006年横浜(神奈川)が清峰戦の6回に9点、2013年浦和学院(埼玉)が済美戦の5回に7点、8回に8点を記録して以来、4度目

⚾山梨学院・吉田洸二監督は、2009年春に清峰(長崎)を率いて優勝。異なる2校を全国優勝に導いたのは、原貢監督(三池工、東海大相模)、木内幸男監督(取手二常総学院)、上甲正典監督(宇和島東済美)に次いで4人目。センバツだけの2校Vは上甲監督に次ぎ2人目、異なる県で優勝したのは原監督に次ぎ2人目

報徳学園は甲子園の決勝で初黒星。過去、1974年春、1981年夏、2002年春と負け知らずだった

 ……こうしたデータは見るだけで楽しいですね。センバツ、最後の最後で楽しませてもらいました。

朝日新聞は号外を出していました。昨夏を制した仙台育英(宮城)のときもそうでしたが、優勝経験のない県の初優勝はインパクトがあるんでしょうね。