何日かぶりでメジャーリーグネタです。開幕から負け知らずだっただったタンパベイ・レイズがついに敗れました。現地時間4月14日(日本時間4月15日)、カナダ・トロントのロジャースセンターでブルージェイズに3-6で敗れ、開幕からの連勝が13でストップ。勝てば1982年のブレーブスと1987年のブルワーズを超える14連勝でした。
今季のレイズ、レギュラーシーズンの結果は次のとおり(日付は現地時間、球場のHはホーム、Aはアウェイ)。
日付 球場 スコア 相手
3/30 H ○4-0タイガース
4/1 H ○12-2タイガース
4/2 H ○5-1タイガース
4/3 A ○6-2ナショナルズ
4/4 A ○10-6ナショナルズ
4/5 A ○7-2ナショナルズ
4/7 H ○9-5アスレチックス
4/8 H ○11-0アスレチックス
4/9 H ○11-0アスレチックス
4/10 H ○1-0レッドソックス
4/11 H ○7-2レッドソックス
4/12 H ○9-7レッドソックス
4/13 H ○9-3レッドソックス
4/14 A ●3-6ブルージェイズ
9連勝まではすべて4点差以上の一方的な勝利。これだけ圧倒するとクローザーにとってセーブ機会がなく、レイズのセーブ数はこの時点でゼロでした。ようやく10連勝目、息詰まる投手戦を1-0でモノにし、今季メジャー最遅でセーブを記録。12連勝目は9-7と乱打戦を制しました。
ここまで、チーム得点104は両リーグ最多、チーム失点36は両リーグ最少。得失点差は68にもなります。ほかにも、チーム本塁打34、チーム打点102、チーム出塁率.357、チーム長打率.563、チームOPS.920、チーム防御率2.45は両リーグトップ、チーム被本塁打7は両リーグ最少と、投打にわたって非の打ちどころがありません。
当然ながらレイズは所属するアメリカン・リーグ東地区で、2位ブルージェイズに4ゲーム差をつけ首位に立っています。しかし、同地区はハイレベルなので、このままレイズが突っ走ることができるかどうか。さらに、冒頭でふれた開幕13連勝の記録を持つ2チームのうち、1982年ブレーブスは地区優勝を果たしたもののワールドシリーズには進めず、1987年ブルワーズは5月に12連敗を喫するなど波が激しく、地区優勝すらできませんでした(最終的に地区3位)。
今季のレイズは、どうなるでしょうか。ここまで快進撃が続くと、データ&記録好きのワタシとしてはいろいろと期待をかけたくなります。少し気が早いですが、シーズン最多勝利は1906年カブスとイチローがメジャーデビューを果たした2001年マリナーズの116勝です。
1906年カブス 116勝36敗 勝率.763
2001年マリナーズ 116勝46敗 勝率.716
この記録にレイズがどこまで迫れるか。今日の初黒星でズルズルといってしまう可能性があることと、投手陣に負傷者リスト入りが相次いでいることが懸念されますが、毎日チェックします。