散髪は年1回。

雑記です。

中島みゆき、鼻濁音パーフェクト。

 以前、何度か書いてきたように、ワタシは鼻濁音が気になるめんどくさいタチです。特に、最近の日本の曲を聴くと、鼻濁音をほとんどまともに歌えていないので、嘆かわしくてたまりません。それが、今日(6/17)、久しぶりに鼻濁音を完璧に歌うミュージシャンに出合いました。そう、タイトルにも挙げた大ベテランです。

 昼前、自宅で洗濯物を干し、以前取り込んでそのままにしていた自分の大量の衣服をたたもうとしていたときのこと。作業しながら音楽を聴こう、とグーグルフォームミニに「80年代邦楽のヒット曲をかけて」と話しかけました。

 やがて「80年代邦楽ヒットステーションより再生します」とアナウンスがあり、曲が流れます。1曲目にかかったのは中島みゆきの「空と君のあいだに」。オオッと思いました。というのも、これまで何度も聴いてきて、中島みゆきの曲は初めてだったからです。

 ワタシは中学時代から30代のころまで、彼女の歌をよく聴いていました。しかし、最近はごぶさた気味。新鮮な気持ちで聴こう、と集中しました。すると、鼻濁音が完璧でした。「君が」「雨が」「心が」「強がるのが」……すべてパーフェクト。さすが中島みゆきです。惚れ惚れしました。

 気分がよくなり、2曲目を待ちます。かかってきたのはエレファントカシマシの「今宵の月のように」。宮本浩次の鼻濁音も、すべてではなかったものの、なかなかいけていました。続いて3曲目。少し驚きでした。イントロを聴いてすぐにわかったその曲は「悪女」。またしても中島みゆきの曲で、ワタシも好きな曲だったのでニンマリです。

 もちろん、こちらの鼻濁音も言うことなし。「忙しい」「映画も」「なりすぎる」「流れて」「凍えて」「あなたが」等々、聴き惚れました。おそらく彼女は鼻濁音を意識することなく歌っているハズ。すべての曲が綺麗な鼻濁音なんでしょうね。上から目線ですが、さすがとしか言いようがありません。

 こうなると次の曲も楽しみです。その4曲目はZIGGYの「GLORIA」。フジテレビのドラマ「同・級・生」の主題歌で、当時20代のワタシはドラマを見ていませんでしたが、曲は覚えていましたね。ただ、あまり歌詞がよく聴き取れず。鼻濁音はスルーしました。

 そろそろ洗濯物もたたみ終わります。次の曲で締めることにして、5曲目を聴きはじめると、ビックリの展開が待っていました。かかったのは「ヘッドライト・テールランプ」。なんと、なんとなんと、みたびの中島みゆきです。これはどういうラインナップなんでしょう。鼻濁音は当然、完璧。さすがにおなかいっぱいになりましたね。

 それにしても、5曲中3曲が中島みゆきとは。もしかしたら1曲置きに中島みゆきがかかるのかもしれない。そうふんだワタシは、スマホにメモしながら、もうしばらく聴き続けることにしました。聴いた曲はトータルで15曲。最初の5曲を含めて順番に書き出します。

「空と君のあいだに」(中島みゆき)1994年
「今宵の月のように」(エレファントカシマシ)1997年
「悪女」(中島みゆき)1981年
「GLORIA」(ZIGGY)1998年
「ヘッドライト・テールランプ」(中島みゆき)2000年
「ごめんね…」(髙橋真梨子)1996年
HOT LIMIT」(T.M.Revolution)1998年
「Africa」(TOTO)1982年
「Easy Lover」(フィル・コリンズ1984
「旅立ち」(松山千春)1977年
「大切なもの」(ロードオブメジャー)2002年
「愛は吐息のように(トップガン・愛のテーマ)」(ベルリン)1986年
「愛が止まらない~Turn it into Love~」(Wink)1988年
「Down Under」(メン・アット・ワーク)1982年
サボテンの花~ひとつ屋根の下より~」(財津和夫)1993年

 さすがに中島みゆきの曲はかからず。ただ、「80年代邦楽」のはずなのに、洋楽が4曲、70年代の曲が1曲、90年代以降の曲が8曲ありました。このあと、どんな曲が流れたのか気になります。でもまあ、こんなことにケチをつけるのはヤボなんでしょうね。これからもあーだこーだ言いながら、また聴こうと思います。

オリコンチャート1位を獲得した中島みゆき「悪女」のレコードジャケットです。当時の彼女は29歳。若くてステキですね。