散髪は年1回。

雑記です。

日本シリーズ、3勝3敗で第7戦決着へ。

 3連休2日目。今日(11/4)も全国各地で暑かったようです。東京の最高気温は26.3度と前日(24.3度)を上回りました。もろもろ情報を集約すると、11月としては14年ぶりの夏日で、26度を超えたのは46年ぶり。さらに都心の夏日は今年141日目で去年を上回って観測史上最多を更新、とのことで少しコワくなってきますね。

 そんななか、ワタシは昼過ぎに近所のラーメン店を訪れました。少し前、地元の駅前でこの店の餃子サービスのチラシをもらっていたので、せっかくだから行ってみよう、と思ったわけです。初めての店でしたが、まあ特に問題はなし。けっこうな汗をかきつつ、いただきました。ちなみにチラシはあと3枚残ってるのですが、全部使いきるかどうかはわかりません(有効期限の記載はなし)。ラーメンには相性があるということで。

 さて。今回はなんといってもプロ野球日本シリーズです。阪神セントラル・リーグ覇者)が3勝2敗とオリックスパシフィック・リーグ覇者)とリードして迎えた今日が第6戦。阪神が勝てば1985年以来、38年ぶり2度目の日本一となります。が、少しでもシリーズが長く続いてほしいワタシは、オリックスの勝利を願って自宅でテレビの前に陣取りました。

 第6戦の舞台は京セラドーム大阪。オリックスは山本由伸、阪神は村上頌樹の先発で、第1戦と同じです。その第1戦、山本は5回2/3を投げ7失点で敗戦投手、村上は被安打2の無失点で勝利投手と明暗が分かれました。山本はいまだ日本シリーズで白星がありません。来季のメジャー行きが濃厚とされる山本はこの試合が渡米前、日本での最終登板となる公算が高いので、シリーズ初勝利へ最後のチャンス。やってくれるだろう、と期待が高まります。

 1回表、山本は阪神打線を三者凡退と上々の立ち上がり。いい感じでした。その裏、オリックスは2死一・三塁と村上を攻めますが5番・頓宮裕真がショートライナーで無得点。ただ、村上は好投した第1戦とはあきらかに違うピッチングのように映りました。オリックス打線がとらえる可能性は十分ありそうです。

 山本は2回、先頭の4番・大山悠輔をライトフライに打ち取り、5番・ノイジーを迎えます。ワタシは山本があっさり抑えるだろう、と思っていたのですが、なんと初球をたたいたノイジーの打球はライトスタンドへ。今シリーズ、阪神の初ホームランで、ワースト記録を更新していた〝日本シリーズ本塁打なし〟はついに14試合でストップしました。

 先制点を許した山本はその影響を引きづったようです。6番・佐藤輝明にライトへのツーベース、7番・糸原健斗にセンター前ヒットを許し、1死一・三塁。その後、8番・木浪聖也は三振、9番・坂本誠志郎に死球で2死満塁とされます。続く打者は1番・近本光司。ワタシはなんとなく、打たれる予感がしました。が、近本はカウント1-2から空振り三振。山本、なんとかふんばり、打線の援護を待ちます。

 2回裏、オリックスは先頭の6番・ゴンザレスがセンター前へ運び、7番・杉本裕太郎はドームの天井に当てる二塁打で無死二・三塁の大チャンス。一気に逆転といきたいところです。しかし、8番・セデーニョは見逃し三振。この回点を取れなかったら流れは阪神にいくかもな、と覚悟しましたが、9番・若月健矢がライト前へ運び、1-1の同点に追いつきます。さらに、1番・中川圭太がレフトへ犠牲フライを放ち、2-1と逆転。前回、村上から7回で2安打しか打てなかったオリックス打線が、2回で4安打です。ゲームは面白くなってきました。

 3回、4回は両チームとも無得点。山本はここまで被安打、奪三振とも6、村上は被安打4、奪三振3ながら、与四球2、与死球1と、ともに本調子ではないように見えても、得点を許さないところはさすがです。このまま膠着状態が続くか、と思われましたが、試合は動きます。

 山本が5回表、初回に続いて阪神打線を三者凡退に抑えると、その裏、オリックスは先頭の1番・中川がセンター前ヒット。2番・宗佑磨がきっちり送りバントを決めて1死二塁とします。打者は3番・紅林弘太郎。なんとなく、打ちそうな予感がしました。カウント0-1からの2球目をたたくと、打球は左中間スタンドへ一直線! 見事な当たりでした。2ラン本塁打で、スコアは4-1。完全に流れはオリックスでしたね。村上はこの回で降板。

 あとはオリックス・中島聡監督がどこまで山本を引っ張るのか。ワタシは6回、長くても7回で降板させると予想していました。山本は6回表、再び阪神打線を三者凡退に抑えます。ただ、三振は奪えず、毎回奪三振はストップしました。6回裏、オリックスは1死二塁としますが無得点。

 7回表、山本はマウンドへ。二者連続三振のあと連打を浴びて二死一・二塁とされるも、3番・森下翔太をセカンドフライに打ち取り、得点は許しません。その裏、オリックスも無得点で試合は8回表へ。山本は続投でワタシは少しビックリです。心配しつつ見守ると、山本はきっちり三者凡退に抑える見事なピッチング。それでも、さすがに9回はいかないだろうな、というか、いってほしくないな、と思っていました。

 8回裏、オリックスは先頭の5番・頓宮がレフトへ今シリーズ2本目の本塁打を放ち、5-1。これでオリックスは9回表、誰が投げても勝利は間違いないでしょう。その9回表、オリックスのマウンドに上がったのは、なんと山本でした。いやはや。来季に向けて、ここはムリをしないほうが、と言いたくなりますが、これは本人の強い意志なんでしょうね。山本は1安打を許すも、最後の打者、1番・近本をセカンドゴロに打ち取り、ゲームセット。ついに山本、5試合目の登板で日本シリーズ初勝利です。

 それにしてもまさか完投するとは。山本は9回を投げて被安打9、奪三振14、与死球1、失点・自責点ともに1、投球数は138球でした。1試合14奪三振は1999年第1戦の工藤公康ダイエー、対中日)、2007年第1戦のダルビッシュ有日本ハム、対中日)の13奪三振を抜くシリーズ新記録。さすが山本、最後の最後でやってくれますねえ。

 これで阪神オリックス、対戦成績は3勝3敗。勝ったほうが日本一、の展開はしびれますね。ここまできたらどちらが勝ってもかまいません。名勝負が期待されます。

 データ的にみると、3勝3敗となったシリーズは、2013年の巨人×楽天以来、10年ぶり22度目。過去21回、追いついたチームが勝ったのは11度、追いつかれたチームが勝ったのは10度とほぼ互角です。

 阪神の3勝3敗は1964、2003年に次いで3度目。過去2度は3勝3敗に追いつかれ、第7戦にも敗れて日本一を逃しています。一方のオリックスは阪急時代の1976、1978、1984年に次いで4度目。3勝3敗に追いつかれた1976年は第7戦に勝って日本一も、今回と同じく3勝3敗に追いついた1978、1984年は第7戦に敗れました。今回はどんな展開となり、どちらが制するでしょうか。

 ……時刻は8時過ぎ。実は書いている途中で寝てしまい、なんやかやでこんな時間になってしまいました。第7戦に備えて、寝直します。

ゲームセット直後、テレビ画面から撮影しました。またしてもうまくいかずにブレブレとなってしまいましたがそのまま載せます。なお、今日の第6戦は今シリーズ初めて、両チーム無失策でした。