もちろん、ワタシがしたことではありません。今日(11/20)の帰宅時、午後9時台に書店に立ち寄ったときのことです。
ワタシはスポーツ雑誌を立ち読みしたあと、サブカルチャーのコーナーに移動。そこで『This is 江口寿史!!』(芸術新潮編集部/編)を手に取り、読み始めました。江口寿史のマンガ&イラストの世界を多方面から見つめたこの本は、今年の夏に発売されたもので、前から気になっていたのです。実際に目にして、これはもう江口ファンにはたまらない内容であることがわかりました。
定価は2200円。買うか、買うまいか。どうしようか迷っていると、背後から「パシャ」「パシャ」と音が聞こえてきました。どう考えてもスマホで撮影する音です。しかも、一向に終わる気配がありません。こりゃ一冊全部撮る気でいるな、と確信したワタシは後ろを振り返ります。
すると、やはり、というべきか、若い女性が悪びれることなく、本をめくり、スマホで順番に撮影していました。彼女がいたのは、美術本のコーナー。撮影していたのは、デッサン系の本のようでした。ということは、彼女はおそらく美大生。何かの参考にするために撮っていたと思われます。この本を購入するお金がないのか、あってもハナッから買う気がないのか。
周囲にワタシ以外の客はおらず、店員の姿もなし。彼女は前々からこの本に狙いを定めていたんでしょうね。美術本のコーナーが広い店内の奥のほう、というのもポイントだったかもしれません。ワタシは撮影し放題の彼女に嫌気がさし、その場を離れることに。『This is 江口寿史!!』の購入を見送って、書店を出ました。