エンゼルスからFAとなっていた大谷翔平が現地時間12月9日(日本時間12月10日)、ドジャース移籍を決断しました。契約額はなんと10年7億ドル(約1015億円)。世界のスポーツ界全体で史上最大の金額です。
ワタシの予想では、エンゼルス残留でした。6年間在籍して居心地がよかっただろうし、大谷が環境を変えるとは考えにくかったのです。
しかし、大谷は勝つことに飢えていましたね。このままエンゼルスにいても、地区優勝はおろか、ポストシーズン進出が望めないと判断したんでしょう。
確かに、ドジャースは強豪です。2013年以降の11年間で地区優勝10回、リーグ優勝3回、ワールドシリーズ制覇1回。地区優勝を逃した2021年もきっちりワイルドカードを獲得しています。来季もポストシーズン進出はほぼ間違いないといえます。
エンゼルスはアメリカン・リーグ西地区、ドジャースはナショナル・リーグ西地区ですが、同じカリフォルニア州。大谷の右ひじを9月に手術した執刀医は2018年のときを含め、2度ともドジャースのチームドクターでもあるニール・エラトロッシュ医師、というのも決め手になりましたかね。
所属リーグが変わったことで、データ&記録好きとしてはいろいろ期待が高まります。打者に専念する来季、史上4人目の両リーグ本塁打王と、史上2人目の両リーグMVPを目指してほしい。まずはケガなく、シーズン開幕を迎えてほしいと思います。