今朝(3/25)の出勤時のこと。最寄り駅のホームに上がり、いつも乗る車両の位置に並ぼうとしたら、約2週間前に見かけた老婦人の姿が目に入りました。そう、無理強いして優先席に座り、いろいろと語っていた(老婦人、優先席でレクチャー。 )あの老婦人です。
ワタシはこの老婦人がまた何かやらかしそうな気がしていていました。というのも、電車はダイヤ乱れで、混んでいるのが確実に思われましたから。
やがて電車が到着。老婦人が先頭を切って乗り込みます。案の定、優先席はすべて埋まっていました。果たしてどう出るか。すると老婦人は、優先席に座っていた恐らく30代とみられる男性の前に向かい、こう言い放ちました。
「立ちなさい」
男性は無言で立ち上がります。口ひげを蓄えていた彼はパッと見、体調が悪そうな感じはなし。まさかこんなことを言われるとは予想だにしなかったでしょうね。
老婦人は当然のように席に座ります。前回見たときと同様、また優先席について〝レクチャー〟するかも、と覚悟しましたが、なにも話さず。ワタシは少し拍子抜けしつつもホッとしました。朝からモヤモヤしなくて済みます。
電車は次の駅へ。老夫婦が乗ってきました。優先席は埋まったままで、誰も譲る気配はありません。この老夫婦を見た老婦人は、今度は優先席に座っていた女性に向かってひと言。
「席を譲ってあげなさい」
40代と思われる女性はこれまた無言で(そらそうですね)席を立ちました。老夫婦の旦那さんのほうが「ありがとうございます」と言って席に座ります。ここまでされると座らないわけにはいきませんわな。
この老婦人は、いわば〝優先席警察〟ですね。常に優先席に目を配り、〝座る資格のない〟若い人が座っているのを許さない。毎回こんな感じなんでしょう。果たしてそれが正解なのかどうか。ワタシはまだ結論を見いだせていません。