このところ見かけなかった〝優先席警察〟の老婦人に今朝(4/16)の出勤時、久しぶりに遭遇しました。ここ1ヶ月で何度か取り上げた、優先席を仕切るあの老婦人です。
この老婦人はいつもワタシと同じ車両の同じドアから電車に乗るので、毎回ドキドキもの。そして今日、乗り込んだら、優先席はすべてふさがっていました。ワタシは老婦人がどう出るか、注目します。
すると老婦人は3人掛けの真ん中に座っていたおそらく30代の女性にターゲットを絞り、彼女の前に立って開口一番、こう言い放ちました。
「立ちなさい」
こうして老婦人が無理強いするシーンは何度か見かけたことがあります。これまでは声をかけられた人たちはすぐに全員席を立ち、老婦人がそこに座るというパターンが続いていました。
しかし、今回は違いました。女性は老婦人に反発(?)したのです。
「なんで立たなきゃいけないんですか」
老婦人はまさかこんなことを言われるとは思っていなかったでしょうね。意外な展開に、ワタシは目が離せません。このあとのふたりの会話はだいたいこんな感じでした。
老婦人「あんた、妊婦なの? それならわかるようにシールを貼って見せておきなさい」
女性「妊婦じゃないですよ。疲れているから座っているんです」
老婦人「若いんだから譲りなさい。それと優先席に座るならマスクをしなさい」
女性「いまは(マスクをするのは)必須じゃないでしょ」
……さすがにここまで言われると、老婦人も座るのをあきらめざるをえないだろう。ワタシがそう思った瞬間、意外なことに、女性が突然席を立って歩きだしたのでビックリ。なぜ女性がこうした行動をとったのかはわかりません。もしかしたら捨て台詞をはいたのかも。ワタシには聞き取れませんでしたが。
ひとまず、これで席は空きました。老婦人は果たして座るのか。ワタシを含めて、近くにいた人たちは全員注目したはずです。少しの間があり、老婦人は席に座りました。ふう。
ここまでして老婦人は優先席に座りたい、ということなんでしょうかね。今後もこうしたギスギスしたシーンが繰り返される可能性があると思うと、やるせなくなります。朝からこんな光景は見たくないですから。
かといって乗り換えに便利なので、ワタシは乗る位置を変えるつもりはなし。老婦人に遭遇したら、そのときはそのときですね。