なるべく早く書きはじめようと思っていたのに、自分の意志と裏腹にうたた寝してしまい、ハッとしたら深夜３時半を回っていました。まいりました。手っ取り早くいきます。
今朝、出勤しようと地元の駅に行ったら、電車遅延の表示が出ていました。金曜日はダイヤ乱れが多い気がします。ホームに向かおうとエスカレーターに乗ると、ちょうど電車が来たようで、発車のメロディ音が鳴っていました。急げば乗れたかもしれませんが、まあいいや、とパスしました。
ホームに着いて、次は何分後に来るかな、と思っていたら、「間もなく、電車が参ります」とのアナウンスが流れました。前が出た直後だから、この電車は空いているだろう、という読みはズバリ的中。いつもの車両に乗り込むと、立っている人はごくわずかでした。
ワタシは50代ですが、よほど疲れている場合を除いて、空いていても座らないようにしています。寄り掛かる態勢をとって、何かしら書物を読みます。電車内でスマホを手にすることはまずありません。今日も寄り掛かる位置をキープし、スポーツ紙を読もうとしてバッグから取り出したら、駆け込みで若い女性が乗り込んできました。ギリギリでしたが間に合いました。
席に座った彼女は、すぐさまスマホをさわりはじめました。いまの若者はすぐスマホなんだな、と思いつつ、ふと周りを見渡すと、目に入る人全員がスマホを見ていました。
ワタシ以外に、スマホを見ていない人はこの車両にいないのでしょうか。そんな疑問がわき、調べてみることにしました。次の駅に着くまで約２分。ガラガラだったので、移動するふりをしながら、数えてみると……。
車両には、全部で50人が乗っていました。そのうち、スマホを見ていなかったのは、ワタシを除くと、なんと一人。ワタシよりひと回り以上年上と見られる男性が、単行本を読んでいるだけでした。つまり、50人中48人が一心不乱にスマホを見ていたわけです。その率、実に96パーセント。いやはやなんともスゴイですね。端から見ているとなかなかの光景です。
今さらながら、“スマホ率”の高さにため息が出てしまいました。とはいえ、電車内でなにをしようが個人の自由なので、とやかく言う気はありません。ただし、激混みの車両でスマホを見るのは勘弁願います。
